• 本

考えるよろこび

講談社文芸文庫 えB6

出版社名 講談社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-06-290209-0
4-06-290209-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 269P 16cm

商品内容

要旨

アメリカから帰国し、名作『漱石とその時代』を準備中の、一九六八年から六九年にかけて行われた若き日の六つの講演。現代における真の「英知」とは何か―歴史を探り、人物を語り、表現の謎に迫り、大学や国際化の意味を問う。軽妙なユーモアと明快な論理、臨場感溢れる語り口で、読者を一気に江藤文学の核心へといざなう。多くの復刊待望の声に応え、甦った歴史的名講演集。

目次

考えるよろこび
転換期の指導者像―勝海舟について
二つのナショナリズム―国家理性と民族感情
女と文章
英語と私
大学と近代―慶応義塾塾生のために

著者紹介

江藤 淳 (エトウ ジュン)  
1932・12・25〜1999・7・21。批評家。東京生まれ。1957年、慶應義塾大学卒業。大学在学中の56年、『夏目漱石』を刊行。偶像化されてきた漱石像をくつがえし、その後の漱石研究の方向を示す。62年から数度にわたりアメリカに滞在、『アメリカと私』を生むとともに、のちの「国家」への関心や敗戦・占領期研究の契機ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)