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子どもと学校

岩波新書 新赤版 212

出版社名 岩波書店
出版年月 1992年2月
ISBNコード 978-4-00-430212-4
4-00-430212-9
税込価格 946円
頁数・縦 234P 18cm

商品内容

要旨

子どもたちの生きる社会環境が激変する今日、「教育」のあり方が、いつにも増して問われている。臨床心理学者として、子どもの心の世界に長年接してきた著者が、帰国子女や不登校児の言葉に耳をかたむけ、日本型教育への疑問、心や性の教育の必要性を盛り込みながら、子どもと学校の新しい関係を創造する道を語る。

目次

1 教育の価値を見直す(教育における「価値」
「臨床」の視座
教育の中の二つの原理)
2 大人が子どもにかかわること(「教える」と「育つ」
「教育」はいま
「女性の目」、「男性の目」)
3 教える側、教わる側(幼児の成長と教師の役割
日本文化のなかの教師と生徒の関係
体育と笛
不登校の「処方箋」)
4 こころが育つ環境(子どもの倫理と道徳性
性の理解と教育
思春期の心理)

著者紹介

河合 隼雄 (カワイ ハヤオ)  
1928年兵庫県に生まれる。1952年京都大学理学部卒業。1965年ユング研究所(スイス)よりユング派分析家の資格を取得。専攻は臨床心理学。現在、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)