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失われた過去と未来の犯罪

角川文庫 こ51−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-04-108165-5
4-04-108165-3
税込価格 792円
頁数・縦 362P 15cm

商品内容

要旨

女子高生の梨乃はある日、記憶が短時間で消えてしまうことに気付く。この現象は全世界で発生し人類はパニックに陥った―。それから数十年。記憶する能力を失った人類は、外部記憶装置なしでは生きられなくなっていた。記憶=心が切り離せるようになった世界で「わたし」は何人分もの奇妙な人生を経験する。これは本当に自分の記憶?「わたし」は一体、何者なのか…?『アリス殺し』の鬼才が贈る、予測不能のブラックSFミステリ。

おすすめコメント

記憶が不可能な世界で人類は――?『アリス殺し』の鬼才が贈るSFミステリある日、人類は記憶障害に陥り外部装置なしでは記憶を保てなくなった。バラバラにされた心と身体が引き起こす、悲劇と喜劇。様々な生の記憶を宿す「わたし」とは一体何者なのか。壮大な物語が幕を開ける!

著者紹介

小林 泰三 (コバヤシ ヤスミ)  
1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天獄と地国』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)