• 本

憑かれた女

改版

角川文庫 よ5−45

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-04-109299-6
4-04-109299-X
税込価格 836円
頁数・縦 360P 15cm
シリーズ名 憑かれた女

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • この本には表題作「憑かれた女」のほかに
    「首吊り船」「幽霊騎手」が収録されています。
    タイトルだけでワクワクしません?

    3作中2作は由利麟太郎シリーズです。
    金田一探偵との大きな違いは、
    表立って行動するのは新進気鋭の記者・三津木俊助。
    由利先生はここぞというところで活躍するのです。

    どことなく江戸川乱歩の怪しさや、ルブランのルパンシリーズのような爽快さを感じられる1冊。
    ぜひ試してみてください!

    (2021年10月1日)

商品内容

要旨

淫蕩な生活を送る美女が、バラバラ死体の幻想に取り憑かれた。働くこともできず強い酒を呷ってばかりいたが、酒場仲間の血だらけの姿まで幻視するようになる。ある夜、金銭をちらつかせる謎の外国人に目隠しをされてついていくと、奇妙な香がたかれた部屋で幻影どおりの死体を目撃するが―!?“金田一耕助”シリーズに並ぶ名探偵“由利麟太郎”シリーズ、待望の復刊!表題作ほか「首吊り船」「幽霊騎手」の全3篇を収録。

おすすめコメント

坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ 自称探偵小説家に伴われ、エマ子は不気味な洋館の中へ入った。暖炉の中には、黒煙をあげてくすぶり続ける一本の腕が……! 名探偵由利先生と敏腕事件記者三津木俊助が、鮮やかな推理を展開する傑作長編。

著者紹介

横溝 正史 (ヨコミゾ セイシ)  
1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)