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川のほとりで羽化するぼくら

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-04-111547-3
4-04-111547-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 196P 20cm

商品内容

要旨

仕事を辞め、慣れない育児に奮闘する暁彦は、“ママじゃない”ことに限界を感じていた。そんなとき拠り所になったのが、ある育児ブログだった。育児テクニックをそこから次々取り入れる暁彦だが、妻はそれがつらいと言い…。(「わたれない」)。私たちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、先へと進む勇気をくれる珠玉の四篇。

出版社・メーカーコメント

私たちを縛る不自由と軽やかに超えゆく一歩を描いた、新時代の希望の物語一年にたった一度の逢瀬。それだけを楽しみに機を織りつづける織女の緋浅は、自分たちを縛る「罪」の託宣の違和感に気づき、恋人の牛飼いに天の川を下って逃げだそうと提案する(「ながれゆく」)。他3編。

著者紹介

彩瀬 まる (アヤセ マル)  
1986年、千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。17年『くちなし』で第158回直木賞候補、同作は第5回高校生直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)