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〈読んだふりしたけど〉ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法

角川文庫 み59−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-04-112808-4
4-04-112808-0
税込価格 880円
頁数・縦 313P 15cm

商品内容

要旨

夏目漱石、ドストエフスキー、三島由紀夫…。有名な作家の作品の「読んだふり」から卒業したい人のために、注目の書評家・三宅香帆が、古今東西の名作小説を取り上げながら、「面白く小説を読む技術」を解説。あらすじを先に読む、読みやすい翻訳版を探す、タイトルからモチーフを考えるなど、ちょっとしたコツを知ることで、小説を読むことの楽しさに目覚めること間違いなし!書き下ろし2編を追加収録した特別文庫版。

目次

小説の読み方基礎講座(ぶっちゃけ、なんで小説って分かりづらいんだろう?
あなたが「積ん読」しているのは正しいと思うたった一つの理由
古今東西の小説を面白く読むために必要な武器がある
生活の中心で、小説の面白さを叫ぶ)
あの小説を誰よりも楽しく読む方法(世界一有名な親子喧嘩は、神を信じない男が主人公でした。―『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
緑にひかる灯台の先に、明日を追うギャツビー!これぞアメリカ文学。―『グレート・ギャツビー』フィッツジェラルド
漱石は照れ屋である。だから猫に託さないと、本当のことが書けなかった。―『吾輩は猫である』夏目漱石
不要不急のフランス文学のなかでウイルスに立ち向かう人間がずっと前に描かれてたんですよ。―『ペスト』カミュ
若き学僧、金閣寺勤め。日本で一番、金閣寺をアイドルとして見た男。―『金閣寺』三島由紀夫 ほか)

出版社・メーカーコメント

読んだほうがいいのは分かってる!わかってるけど読んでもよくわからない! だから読んだふりをしちゃうんだ!夏目漱石、村上春樹、ドストエフスキー、三島由紀夫、カミュ……。読んだふりしたくなる、だけど実はよくわからない小説の楽しく読む方法を、注目の若手書評家の著者が解説。教養のために小説を読みたい。ちょっと面白そうな名作があるから読みたい。映画の原作になった文学を読んでみよう……と思っても、「忙しい」とあとまわしにしがちな人や、もう読んだふりをしたくない人に、名作小説も古典小説も、ちょっと読み方を変えれば、面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。

著者紹介

三宅 香帆 (ミヤケ カホ)  
1994年生まれ。高知県出身。大学院在学中に書籍執筆を開始し、作家・書評家として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)