• 本

人獣細工

改版

角川ホラー文庫 こ2−18

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-04-113215-9
4-04-113215-0
税込価格 770円
頁数・縦 252P 15cm
シリーズ名 人獣細工

商品内容

要旨

先天性の病気が理由で、生後まもなくからブタの臓器を全身に移植され続けてきた少女・夕霞。専門医であった父の死をきっかけに、彼女は父との触れ合いを求め自らが受けた手術の記録を調べ始める。しかし父の部屋に残されていたのは、ブタと人間の生命を弄ぶ非道な実験記録の数々だった…。絶望の中で彼女が辿り着いた、あまりにおぞましい真実とは(「人獣細工」)。読む者を恐怖の底へ突き落とす、『玩具修理者』に続く第2作品集。

出版社・メーカーコメント

私の身体に移植されているのは……豚の臓器。豚の臓器を全身に移植された少女の絶望を描く表題作ほか、圧倒的な知識と想像力で描き出された2編を収録。『玩具修理者』『アリス殺し』を生み出したグロテスク・ホラーの鬼才による、初期の傑作短編集。

著者紹介

小林 泰三 (コバヤシ ヤスミ)  
1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天獄と地国』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞。20年11月逝去。21年、第41回日本SF大賞功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)