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黒船の世紀 〈外圧〉と〈世論〉の日米開戦秘史

角川ソフィア文庫 M120−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-04-400332-6
4-04-400332-7
税込価格 1,408円
頁数・縦 583P 15cm

商品内容

要旨

“ハワイへの奇襲攻撃”も“東京への空襲”も“日本の敗戦”も、すべては予言されていたものだった―。日露戦争以後、日米で多数出版された「日米未来戦記」。もはや忘れられた存在となった作品群と膨大な周辺取材から、日本人を襲った黒船以後の“外圧”や、戦争を後押しした“世論”を読み解き、戦争に至る空気がいかに醸成されたのかを炙り出す。作家・猪瀬直樹の不朽の大作。

目次

第1部 太平洋へ向かうベクトル(外圧と薄幸の異端児
『次の一戦』の結末
“リー将軍”の冒険
忍びよる黄色い影法師
平和は美しいか醜いか)
第2部 日米未来戦記の流行(欧州の荒野に立ちて
戦争は最大の冒険なり
あるスパイの回想
英国人の『太平洋大戦争』
強い日本を求める空気)
第3部 物語と現実の交錯(東京大空襲を予知して
戦争を知らない作家の登場
ニューヨークで聞いた“怪談”
なぜ真珠湾なのか
オレンジ色の作戦)

おすすめコメント

忘れられた数多の「日米未来戦記」から読み解く、異色の日米開戦秘史。 戦争に至る空気はいかに醸成されたのか。黒船以後の<外圧>と戦争を後押しした<世論>を、日露戦争以後多数出版された「日米未来戦記」と膨大な周辺取材から炙り出した、作家・猪瀬直樹の不朽の名著。

著者紹介

猪瀬 直樹 (イノセ ナオキ)  
作家。1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2002年6月小泉純一郎首相の下で道路公団民営化委員に就任。07年6月石原慎太郎東京都知事の下で副知事に就任。12年に東京都知事に就任、13年12月辞任。日本文明研究所所長、大阪府市特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)