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知っておきたい「味」の世界史

角川ソフィア文庫 SP375

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-04-406408-2
4-04-406408-3
税込価格 607円
頁数・縦 189P 15cm

商品内容

要旨

食べものの味を左右する、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味。この味覚に焦点を絞り、人類の「味」への飽くなき希求がいかに世界史を動かしてきたかを描く。たとえば大航海時代は黄金に匹敵する高値で取引されたコショウなどのスパイス人気が動因だったし、砂糖の甘味の魅力がコーヒー・紅茶などの嗜好品を世界商品に押し上げて、地球規模の大商圏を形づくった。「味」に秘められたグローバルな歴史がわかる、おもしろ世界史。

目次

1 塩が制した世界の歴史
2 自然界の多様な味
3 味の世界を広げた発酵
4 世界商品になった辛味と匂い
5 大航海時代と新しい味
6 砂糖が率いた嗜好品群
7 うま味追求の時代

おすすめコメント

身近な食べものを切り口にした「食」「酒」に続くシリーズ第3弾。まず人間にとって最も魅力的な砂糖の甘味、大航海時代にはスパイスの辛味やコーヒーなどの嗜好品、近代はうま味が世界史を動かしてきたことを描く。

著者紹介

宮崎 正勝 (ミヤザキ マサカツ)  
1942年生まれ。元北海道教育大学教育学部教授。東京教育大学文学部史学科卒。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)