• 本

与謝野晶子の源氏物語 下

宇治の姫君たち

角川ソフィア文庫 SP370

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-04-408403-5
4-04-408403-3
税込価格 968円
頁数・縦 431P 15cm
シリーズ名 与謝野晶子の源氏物語

商品内容

要旨

宇治に隠棲する八の宮から姫君姉妹を託された薫は、自分を拒み続けて亡くなった姉のあげまきを忘れることができなかった。そんな薫に妹の小姫は、あげまきに似た異母妹浮舟の存在を明かす。浮舟を見た薫は、心を揺さぶられるが、小姫の夫の匂宮もまた興味を抱き、積極的な行動を起こす。板ばさみに苦悩した浮舟はある決意をした。本巻には「早蕨」から「夢の浮橋」を収録。梶田半古の挿画入り。

おすすめコメント

情熱歌人が愛し訳した王朝の恋物語!こなれた訳文で、通読に最適。積極的な匂宮と煮え切らない薫との間で揺れる浮舟が失踪した・・・・・・。情熱歌人・与謝野晶子が恋物語としての面白さを濃縮して翻訳した「新訳源氏物語」。読みやすくて挿絵入り。「早蕨」から「夢の浮橋」までを収録。

著者紹介

与謝野 晶子 (ヨサノ アキコ)  
1878年、大阪府堺市生まれ。大恋愛の末に与謝野鉄幹と結婚。文芸美術雑誌『明星』で活躍し、第一歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名となる。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐にわたり活躍。教育活動にも熱心に取り組んだ。『源氏物語』は、幼少時代からの愛読書で、「新訳」のほか、「講義」(焼失)「全訳」と3度も訳業を手掛けている。1942年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)