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四国遍路の寺 上

角川ソフィア文庫 SP J−106−3

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-04-408503-2
4-04-408503-X
税込価格 901円
頁数・縦 295P 15cm
シリーズ名 四国遍路の寺

商品内容

要旨

弘法大師はなぜ修行の場として四国を選んだのか。大師が修行した霊場は現在の札所と同じなのか。修行者が超人的な霊力を祈願した霊場を起源とする札所。札所からは美しい海を眺望する必要があった。めぐるだけではわからない本来の意味や歴史を明らかにし、古代日本人の宗教の原点に迫る。上巻は44番札所大宝寺から86番札所志度寺まで、主に瀬戸内海側の札所をめぐる。従来のガイドブックとは一線を画した知的冒険の遍路案内。

目次

総論
室戸岬、石鎚山
足摺岬
大宝寺、岩屋寺、浄瑠璃寺、八坂寺、西林寺、浄土寺
繁多寺、石手寺、太山寺、円明寺、延命寺、南光坊
泰山寺、栄福寺、仙遊寺、国分寺、横峰寺
香園寺、宝寿寺、吉祥寺、前神寺
三角寺、雲辺寺、大興寺、神恵院、観音寺
本山寺、弥谷寺、曼荼羅寺
出釈迦寺、甲山寺、善通寺
金倉寺
道隆寺
郷照寺
高照寺
国分寺
白峯寺
屋島寺
八栗寺
志度寺

おすすめコメント

弘法大師も記憶力を増大させた霊場。遍路に古代民族の宗教を明かす。従来のガイドブックとは一線を画した、宗教民俗学者が探り出す四国遍路。弘法大師も修行した険阻な山頂や洞窟の霊場。日本民族の宗教の原点を浮き彫りする知的冒険の書。上巻では四国の瀬戸内海側の札所をめぐる。

著者紹介

五来 重 (ゴライ シゲル)  
1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)