• 本

小説の誕生

中公文庫 ほ12−13

出版社名 中央公論新社
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-12-205522-3
4-12-205522-9
税込価格 1,153円
頁数・縦 534P 16cm

商品内容

要旨

「小説論」というのは思考の本質において、評論でなく小説なのだ。小説的思考とは何か?小説が生成する瞬間とはどういうものか?小説的に世界を考えるとどうなるのか?前へ、前へと思考を進める小説論。

目次

第二期のために書きとめて壁にピンで止めたメモのようなもの
小説と書き手の関係
現代性、同時代性とはどういうことか
外にある世界と自分の内にあること、など
時間と肉体の接続
私の延長は私のようなかたちをしていない
小説を離れてリアルなこと
現実とリアリティ
私の延長
「われわれは生成しつつあるものを表現するための言語を持っていない」
人間の姿をした思考
人間の意図をこえたもの
力と光の波のように

著者紹介

保坂 和志 (ホサカ カズシ)  
1956年、山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。93年、『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年、『この人の閾』で芥川賞、97年、『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞と平林たい子賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)