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不合理だからすべてがうまくいく 行動経済学で「人を動かす」

出版社名 早川書房
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-15-209175-8
4-15-209175-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 413P 19cm

商品内容

要旨

行動経済学によって、さまざまに系統的な不合理さが見えてきた。手をかけることが高評価をもたらすIKEA効果、やる気をそいでいる高額ボーナス、自分で思いついた(と思わせられた)意見は好ましい、雑用は一気に片づけるほうが楽…。行動経済学研究の第一人者が、わたしたちがなぜ、どのように不合理な行動をしてしまうのかをユニークな実験で紹介。わかりやすい数々の実例で経済の真の姿を解明し、よりよい決断へとつなげる話題作。

目次

先延ばしと治療の副作用からの教訓
第1部 職場での理屈に合わない不合理な行動(高い報酬は逆効果―なぜ巨額のボーナスに効果があるとは限らないのか
働くことの意味―レゴが仕事の喜びについて教えてくれること
イケア効果―なぜわたしたちは自分の作るものを過大評価するのか
自前主義のバイアス―なぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのか ほか)
第2部 家庭での理屈に合わない不合理な行動(順応について―なぜわたしたちはものごとに慣れるのか(ただし、いつでもどんなものにも慣れるとは限らない)
イケてる?イケてない?―順応、同類婚、そして美の市場
市場が失敗するとき―オンラインデートの例
感情と共感について―なぜわたしたちは困っている一人は助けるのに、おおぜいを助けようとはしないのか ほか)

おすすめコメント

イケア効果、自分で思いついた意見は好ましい、ボーナス額とやる気は比例しないなど、人の不合理さをユニークな実験で解明する。ベストセラー行動経済学読本『予想どおりに不合理』著者最新作! 竹内薫氏推薦!大事だとわかっているのにやりたくないと思う仕事はだれでもあるだろう。だが人が合理的に損得を計算して行動するなら、こんな悩みはないはずだ。しかし、人は現に不合理な行動をとる。わたしたちがどんなふうに不合理か、その不合理さが経済にどのように影響するかを追求する新しい学問分野が「行動経済学」である。 行動経済学によって、さまざまに系統的な不合理さが見えてきた。手をかけることが高評価をもたらすIKEA効果、やる気をそいでいる高額ボーナス、自分で思いついた(と思わせられた)意見は好ましい、雑用は一気に片づけるほうが楽……。こうした事実をあなたはビジネスやプライベートに役立てることができるだろうか? 行動経済学研究の第一人者が、わたしたちがなぜ、どのように不合理な行動をしてしまうのかをユニークな実験で紹介。わかりやすい数々の実例で経済の真の姿を解明し、よりよい決断へとつなげる話題作!

著者紹介

アリエリー,ダン (アリエリー,ダン)   Ariely,Dan
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。18歳のとき、全身の70%にやけどを負う事故にあい、3年間を病院で過ごした
櫻井 祐子 (サクライ ユウコ)  
翻訳家。京都大学経済学部卒。大手銀行在籍中にオックスフォード大学院で経営学修士号を取得。退職後は翻訳者として、金融・証券業界、政府関連の実務翻訳から一般ビジネス書の翻訳まで幅広く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)