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図書館巡礼 「限りなき知の館」への招待

出版社名 早川書房
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-15-209849-8
4-15-209849-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 338P 20cm

商品内容

要旨

図書館とはただ本を集めた場所ではない。図書館は知の集積所であり、贅を凝らした建築物であり、生と死、渇望と喪失といったあらゆる人間ドラマの舞台でもある。古代エジプトのアレクサンドリア図書館から中世以来のザンクト・ガレン修道院図書館、そして現代のフォルジャー・シェイクスピア図書館、ボドリアン図書館まで、古今の偉大な図書館の魅力を語り、文献の保守・保存・獲得に心血を注いだ「愛書家」たちのエピソードを活写する。著名な図書館のカラー写真も多数収録。

目次

本のない図書館―口誦伝承とソングライン
アレクサンドリア最後の日々―古代の書物とその保管
完璧を追求して―コデックスの台頭
「忌まわしい者たちの掃き溜め」―ルネサンスの再発見
誰もが自由に―大量の書物があふれかえる印刷時代
「蛮族さえしなかったこと」―ヴァチカン図書館
図書館に秘められたものの歴史―図書館設計の妙技と秘宝
本の管理者―史上最高の司書と最悪の司書
放蕩の真髄―ヒーバー、バイロン、バリー
火神ウルカヌスへの憤怒―火事と戦争で破壊された図書館
伯爵―書物の略奪者と本泥棒
「図書館の内装はささやくように」―ピアポント・モルガン図書館
栄光のために―フォルジャー・シェイクスピア図書館
修道士殺し―架空の図書館
ラブレター―未来の図書館

出版社・メーカーコメント

ボルヘス、エーコが夢見た「知の集積所」 その蠱惑的なあり方と古今の変遷を鮮やかに描くボルヘス、エーコが夢見た「知の集積所」としての図書館は、生と死、渇望と喪失といったあらゆる人間ドラマの舞台でもある。アレクサンドリア図書館からボドリアン図書館まで、古今の偉大な図書館の魅力を語り、文献の保守・保存・獲得に心血を注いだ「愛書家」たちのエピソードを活写する。

著者紹介

ケルズ,スチュアート (ケルズ,スチュアート)   Kells,Stuart
作家/古書売買史家。ペンギンブックスとその創設者について書いた著書、Penguin and the Lane Brothersで2015年アシャースト・ビジネス著作賞を受賞
小松 佳代子 (コマツ カヨコ)  
翻訳家。早稲田大学法学部卒。都市銀行勤務を経て、翻訳家の柴田裕之氏に師事し、ビジネス・出版翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)