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狼が連れだって走る月

河出文庫 す13−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-309-41127-9
4-309-41127-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 346P 15cm

商品内容

要旨

旅の可能性を考えない定住者は現実を変える力はなく、定住の意味を知らない放浪者は頽廃に沈むだろう―旅の倫理と野生の哲学を探求する詩人思想家の不滅の名著。土地の精霊を先人たちの言葉と彷徨とともに呼び覚ましながら、砂漠と狼たちを讃える輝かしく美しい詩と思考の奇蹟。

目次

コヨーテの歴史
1 風の眼の部族(このからっぽな高原で
歩み去るチャトウィン ほか)
2 ふたつの熱帯とふたつの手紙(タルシーラの回廊とエグゾティシズムについて
クジラが旅をする ほか)
3 心が住みつく地勢(アルバカーキの友人
旅の達人、あるいは中国的な猿 ほか)
4 光の地帯、新しいメキシコ
ビブリオグラフィー―この本に住みついたテクストたち

著者紹介

管 啓次郎 (スガ ケイジロウ)  
1958年生。詩人、翻訳者、比較文学者。明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)