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教科書の中の夏目漱石

出版社名 大修館書店
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-469-22280-7
4-469-22280-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

教材としての「漱石文学」に迫る。

目次

序章
第1章 教材の新たな可能性(『こころ』の「心」を読む―『こころ』1
男同士の争い―『こころ』2
『こころ』の襖―『こころ』3
語りは文学か―『夢十夜』「第一夜」
「芸術」が生まれるとき―『夢十夜』「第六夜」
「開化」は文化である―『現代日本の開化』
時代の中の個人主義―『私の個人主義』)
第2章 教科書における受容の変遷(なぜ「おもしろく」読まなければならないのか―『吾輩は猫である』
漱石はうっぷんをユーモアで解消した―『坊っちゃん』
帰ってくる物語かもしれない―『草枕』
漱石の心が見えるかもしれない―『夢十夜』
なぜ美禰子は藤尾にならなくてすんだのか―『三四郎』
代助がわかっていたこと―『それから』
「私」から「私たち」へ―『こころ』
ヨーロッパ近代と資本主義―『現代日本の開化』
自由と主体と個人―『私の個人主義』)
付録

著者紹介

石原 千秋 (イシハラ チアキ)  
1955(昭和30)年生まれ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。早稲田大学教育学部教授。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)