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絵本を深く読む

出版社名 玉川大学出版部
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-472-40516-7
4-472-40516-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 222P 22cm

商品内容

目次

第1章 成長を占う旅―少年の場合(森へいく少年、その基本
森へいく少年、その完成形
森のさらにその先へいく少年
心の奥の森へいく少年)
第2章 成長を占う旅―女の子の場合(女の子はおつかいにいく
小さい母になる女の子たち)
第3章 ポストモダン絵本に登場する見えない友だち(見えない友だち―ジョン・バーニンガムの場合
見えない友だち―アンソニー・ブラウンの場合)
第4章 小さい友だち―ビアトリクス・ポター論(ビアトリクス・ポター その「観察眼」と「頭痛」
『ピーターラビット』の特異な魅力
絵本作家から農場主へ)
第5章 絵本サロン(絵本サロンを開きます(シャーリー・ヒューズ
マリー・ホール・エッツの描いた、男の子の冒険と女の子の冒険
「育てる者」と「育てられる者」の葛藤『まどのそとのそのまたむこう』に描かれた命の神秘
進化する赤ずきんたち))

おすすめコメント

絵本の世界には「絵」と「文」、音読する「声」、大人と子どもがともにいる「場」が発生する。『かいじゅうたちのいるところ』『もりのなか』『はじめてのおつかい』『こんとあき』『ピーターラビットのおはなし』などの絵本の世界を身体ごと楽しみながら、新しい絵本論を切り拓く。絵本をどう読むか──著者の遺作となった一冊。

著者紹介

灰島 かり (ハイジマ カリ)  
本名:鈴木貴志子。1950年6月2日生まれ。2016年6月14日逝去。享年66。東京純心大学客員教授、元白百合女子大学・日本女子大学講師。国際基督教大学卒業。資生堂『花椿』編集部、コピーライターを経て、1994年、イギリス・ローハンプトン大学大学院に留学して児童文学を専攻。子どもの本の翻訳、研究、創作と幅広い仕事をおこなったと同時に、後進の指導にも力を注いだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)