• 本

影踏亭の怪談

出版社名 東京創元社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-488-02842-8
4-488-02842-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 263P 20cm

商品内容

要旨

僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、専攻していた民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この常識を超えた怪現象は、取材中だった旅館“K亭”に出没する霊と関連しているのか?調査のため“K亭”こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう―第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

出版社・メーカーコメント

僕の姉は実話怪談作家だ。本名をもじった「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式で作品を発表している。そんな姉が年明け、瞼を縫い合わされ束縛された状態で密室から発見された。彼女が調べていた、ある宿屋で起きる怪異との関連を疑った僕は、件の宿〈影踏亭〉へ足を運ぶが、そこでなんと密室殺人が起きてしまう。第17回ミステリーズ!新人賞受賞の新鋭が贈る本格×怪談ミステリ。

著者紹介

大島 清昭 (オオシマ キヨアキ)  
1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪について論考を発表するかたわら、2020年、怪異と謎解きのバランスの新しさを高く評価された「影踏亭の怪談」で第十七回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)