
日本怪奇小説傑作集 3
創元推理文庫
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2005年12月 |
ISBNコード |
978-4-488-56403-2
(4-488-56403-8) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 474P 15cm |
シリーズ名 | 日本怪奇小説傑作集 |
商品内容
要旨 |
明治以降、日本の怪奇小説は、怪異を客観化することで大きく革新された。幻想の科学的な解釈。社会の合理主義から逸脱し怪奇を紡ぎ出す、意識の闇への沈潜。あるいは、疑問や躊躇を抱きつつ怪奇幻想を受容し肯定する懐疑精神…。さらに、戦後半世紀の変化が怪奇小説にさらなる変容をもたらす。ミステリ、SF等のジャンルを超えた作家たちによる、多彩な17編を収める最終巻。 |
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おすすめコメント
明治以降、日本の怪奇小説は、怪異を客観化することで大きく革新された。幻想への科学的な指向性。社会の合理主義から逸脱し怪奇を紡ぎ出す、意識の闇への沈潜。あるいは、疑問や躊躇を抱きつつ怪奇幻想を受容し肯定する、語りの装置としての懐疑精神……。さらに、戦後半世紀の社会環境の変化が、恐怖という感性と、怪奇小説に変容をもたらす。文芸、ミステリ、SF等のジャンルを超えた、多彩な作家たちによる17編を収める最終巻。解説=東雅夫。≪収録作品≫山川方夫「お守り」 吉行淳之介「出口」/小松左京「くだんのはは」/稲垣足穂「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」/都筑道夫「はだか川心中」/荒木良一「名笛秘曲」/三浦哲郎「楕円形の故郷」/星新一「門のある家」/半村良「箪笥」/中井英夫「影人」/吉田健一「幽霊」/筒井康隆「遠い座敷」/阿刀田高「縄−−編集者への手紙−−」/赤江瀑「海贄考」/澁澤龍彦「ぼろんじ」/皆川博子「風」/高橋克彦「大好きな姉」/