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経済学部タチバナキ教授が見たニッポンの大学教授と大学生

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-492-22349-9
4-492-22349-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 227P 19cm

商品内容

要旨

学生が勉強しないと言われて久しいが、実は大学教授ほど気楽な商売はない。生涯に書いた主要論文がたった2本という教授も存在し、大学当局もぬるま湯体質に目をつぶっている。一方、非常勤講師は増加しており、常勤の教員との格差が大きく、彼らの犠牲となっている。本書では、著者の数十年にわたる国内外での経験から大学の実態を明らかにし、改革を提言する。

目次

第1章 大学教授ほど気楽な商売はない(be動詞を教える大学に、学生はなぜ来るのか
社会はもはや大卒者をエリートと見なさない ほか)
第2章 揺れる学問の自由、広がる格差(15%と50%の壁―トロウの高等教育発展過程モデル
もはや“象牙の塔”ではない ほか)
第3章 紀要、教科書、非常勤―知られざる“大学偽装”のカラクリ(シビアな理系とぬるま湯の文系
「紀要」で満足する文系の研究者はなぜ論文を英語で書かないのか ほか)
第4章 日本の大学生が勉強しない本当の理由(教育面での業績評価に伴う難題とは
小学生よりも勉強しない日本の大学生 ほか)
第5章 全入時代で大学はどう生き抜くべきか(大学全入の是非
国民全体の質の向上と技術進歩への期待 ほか)

出版社
商品紹介

格差研究の第一人者が、大学の教員間格差や知られざる「大学偽装」などの問題を鋭く指摘。全入時代の大学の生き残り策など提言する。

著者紹介

橘木 俊詔 (タチバナキ トシアキ)  
1943年兵庫県生まれ。小樽商科大学卒、大阪大学大学院修士課程修了、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学経済学部教授、同志社大学経済学部教授を経て、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。その間、仏米英独で教育・研究職。2005年度日本経済学会会長。専攻は経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)