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公智と実学

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-7664-1968-9
4-7664-1968-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 224P 20cm

商品内容

要旨

福澤諭吉の精神に学びつつ、現代日本が直面する問題の本質を明快に論じる時論と、福澤の公共哲学の意義を鋭く説く論考を集成。現代に蔓延するペシミズムを回避し、深く考え行動する勇気が湧く、実践の書。

目次

第1部 議論の本位を定める―時論二〇〇八‐一二(金融・経済危機とその行方―歴史的考察
政権交代に期待する
共同体構想を性急に語るなかれ
リーダーは明晰に語るべし
「対等な日米関係」の行方 ほか)
第2部 福澤諭吉の「公智」(福澤諭吉の公共性の哲学
経済学における厚生概念と人間の幸福―「所得」と「比較」について
公と私の平衡―高橋誠一郎の福澤観から
伝統の再解釈としての明治思想史―坂本多加雄『市場・道徳・秩序』解説
大阪慶應義塾が福澤諭吉と金玉均を結びつけたのか ほか)

著者紹介

猪木 武徳 (イノキ タケノリ)  
青山学院大学特任教授。1945年生まれ。1968年京都大学経済学部卒業。1974年マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院博士課程修了。大阪大学経済学部教授、同学部長、国際日本文化研究センター教授、同所長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)