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オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

出版社名 プレジデント社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-8334-2399-1
4-8334-2399-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 252P 19cm

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要旨

2020年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいて、その対策やリーダーシップなどで脚光を浴びた人物が何人かいる。その一人が台湾のオードリー・タン(唐鳳)デジタル担当政務委員だ。その卓越したITスキルを遺憾なく発揮し、台湾におけるコロナ禍収束に大きく貢献した。本書では、台湾のスピーディーかつ徹底したコロナ対策の中心的な役割を担った一人であるオードリー・タン氏が、コロナ収束成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、日本へのメッセージなどを語り尽くしている。35歳という史上最年少での行政院(内閣)への入閣、トランスジェンダー、マスク在庫管理システムの構築などで注目されるタン氏だが、年齢や職業を問わずすべての市民が政治参加できるプラットフォームを作成・運営するなど、台湾に理想的な民主主義を確立させることにも大きく寄与しているようだ。オードリー・タン氏は15歳で中学校を中退し、プログラマーとしてスタートアップ数社を設立、19歳の時にシリコンバレーで起業。米アップルデジタル顧問としてSiriの開発などに携わった後、2016年に行政院デジタル担当政務委員に就任。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年1月15日]

商品内容

要旨

2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID‐19)の封じ込めに、成功した台湾。その中心的な役割を担い、世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の異才が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくす!

目次

序章 信頼をデジタルでつないだ台湾のコロナ対策
第1章 AIが開く新しい社会―デジタルを活用してより良い人間社会を作る
第2章 公益の実現を目指して―私を作ってきたもの
第3章 デジタル民主主義―国と国民が双方向で議論できる環境を整える
第4章 ソーシャル・イノベーション―一人も置き去りにしない社会改革を実現する
第5章 プログラミング思考―デジタル時代に役立つ「素養」を身につける
終章 日本へのメッセージ―日本と台湾の未来のために

出版社・メーカーコメント

台湾のコロナ封じ込めの中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語った初の著書。

著者紹介

タン,オードリー (タン,オードリー)   Tang,Audrey
唐鳳。台湾デジタル担当政務委員(閣僚)。1981年台湾台北市生まれ。幼い頃からコンピュータに興味を示し、12歳でPerlを学び始める。15歳で中学校を中退、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目。同年、トランスジェンダーであることを公表し、女性への性別移行を開始する(現在は「無性別」)。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担っている。2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)