探偵小説の様相論理学
出版社名 | 南雲堂 |
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出版年月 | 2012年5月 |
ISBNコード |
978-4-523-26506-1
(4-523-26506-2) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 292P 20cm |
商品内容
要旨 |
“モナド(個世界)”の“ロゴスコード”が“モナドロギー”=“セカイ系”となるのに対し、モナド的な探偵小説ははたして成り立つのか?還元公理によって主体の唯一性を保証する論理観のもとでこそ、唯一の真理を特定する探偵小説が成立する。しかし、現在性を反映した、ループする時間、分岐し複数化する主体のもとで、たったひとつの真理を決定する探偵小説は極めて成立しにくくなっている。“セカイ系”的、モチドロギー的な探偵小説ははたして成立するのか、それとも別の探偵小説の形態の可能性はあるのだろうか。現代の最先端のミステリ作品と、分析哲学の様相論理をつきあわせる、スリリングな現代思想的探偵小説論。 |
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目次 |
第1部 ロゴスコードの変容と探偵小説(二一世紀的推理法の諸潮流 |