曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民
出版社名 | 人文書院 |
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出版年月 | 2016年1月 |
ISBNコード |
978-4-409-53050-4
(4-409-53050-X) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 374P 22cm |
商品内容
要旨 |
著者は、政府機関、病院、研究所のほか、被害を受けた家庭や「ゾーン」の労働者などに密着したフィールドワークを通じて、ポスト社会主義の混乱のなかで人びとが直面する現実を明らかにした。チェルノブイリが形作った新国家ウクライナのありようだけでなく、放射線被害が、市民や地域の変容、また国際的な政治的・経済的かけひきの契機となっている現状を鮮やかに捉えた、災害研究の必読書であり、医療人類学、医療社会学、生命倫理の議論においても注目される。本書の問題提起は、とりわけ311以降の日本に鋭く迫る。 |
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目次 |
第1章 チェルノブイリ後の生政治 |