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サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-10-603786-3
4-10-603786-6
税込価格 1,080円
頁数・縦 141P 20cm

商品内容

要旨

百年前の「秘密協定」は、本当に諸悪の根源なのか?いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。1916年、英・仏の協定によって地図の上に無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では専らだ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!

目次

第1章 サイクス=ピコ協定とは何だったのか(分かった気にさせるマジックワード
二種類の批判
中東問題への「解決策」 ほか)
第2章 露土戦争と東方問題の時代(新しい「東方問題」
クリミア併合で蘇るロシアの「南下政策」
露土戦争の中東史 ほか)
第3章 クルドの夢はなるか?(シリア北部のクルド「独立」への一歩
注目すべき米国とロシアの反応
「民族」と「国家」の偶然性 ほか)
第4章 再び難民の世紀へ(二十世紀は難民の世紀
オスマン帝国崩壊と難民
アルメニア人虐殺とは ほか)
第5章 アラビアのロレンスと現代(映画『アラビアのロレンス』に見る中東国際政治
メディアと国際政治
「老人の和平」は可能か)

おすすめコメント

百年前、英・仏・露によって結ばれた秘密協定。それは本当に諸悪の根源なのか。いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では主流だ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!

著者紹介

池内 恵 (イケウチ サトシ)  
1973年、東京都生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授。東京大学文学部イスラム学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(大佛次郎論壇賞)、『書物の運命』(毎日書評賞)、『イスラーム世界の論じ方』(サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(毎日出版文化賞特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)