中世の窓から
ちくま学芸文庫 ア25−5
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2017年6月 |
ISBNコード |
978-4-480-09801-6
(4-480-09801-1) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 377P 15cm |
商品内容
要旨 |
かつてヨーロッパ史において、中世は文化的にも経済的にも停滞した「暗黒時代」だと見なされてきた。そうした通俗的理解に対し、著者は、実はこの時代に後の産業革命にも匹敵するような大転換が生じていたことを、庶民や賎民の視点から丹念に描き出してみせた。貨幣経済の浸透は、人と人との関係を根底からくつがえし、人びとの日常生活や社会構造、さらには倫理や世界観をも大きく組み換えていく。ドイツ・ニュルンベルクを舞台に、民衆たちの生活世界をたどることで、そのダイナミクスを浮き彫りにする阿部史学の白眉。大佛次郎賞受賞。 |
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目次 |
第1章 聖と俗の間―中世都市(市民の暮らし |
おすすめコメント
中世ヨーロッパに生じた産業革命にも比する大転換――。名もなき人びとの暮らしを丹念に辿り、その全体像を描き出す。大佛次郎賞受賞。解説_樺山紘一