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明暦の大火 「都市改造」という神話

歴史文化ライブラリー 532

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-642-05932-9
4-642-05932-6
税込価格 2,090円
頁数・縦 269,13P 19cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第26回 建築史学会賞受賞

要旨

世界史上最大級の惨事といわれる明暦の大火。その後の「都市改造」が新たな江戸を創り上げたというのは正しいのか。信頼できる記録から事実関係を確認。江戸図の情報から都市の変遷を読み解き、大火と復興の実像に迫る。

目次

「都市改造」という神話―プロローグ
大火の日
「復興」の実態
大火以前・以後
神話化する大火
大火がもたらしたもの―エピローグ

出版社・メーカーコメント

ローマ大火とともに世界史上最大級の惨事といわれる明暦の大火。その後の「都市改造」が新たな江戸を創り上げたとされるが、果たしてその通説は正しいのか。裏付けのないエピソードを避け、信頼性の高い記録から災害時の天候や焼失範囲などの事実関係を確認。江戸図類の記載情報をデータ化して空間的な変遷も読み解き、大火と復興の実像に迫る。

著者紹介

岩本 馨 (イワモト カオル)  
1978年、北九州市に生まれる。2000年、東京大学工学部建築学科卒業。2006年、同大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。現在、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)