よき時を思う
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2023年1月 |
ISBNコード |
978-4-08-771822-5
(4-08-771822-0) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 379P 20cm |
商品内容
要旨 |
九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、家族のための豪華絢爛な晩餐会。そこに秘められた、十六歳の日のある出会いと別れの記憶。一人の命が今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編! |
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出版社・メーカーコメント
よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を――九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る――。一人の命が、今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編!■著者紹介宮本 輝(みやもと・てる)1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部卒業。77年「泥の河」で太宰治賞、78年「螢川」で芥川賞、87年『優駿』で吉川英治文学賞、2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、09年『骸骨ビルの庭』で司馬遼太郎賞、19年「流転の海」シリーズ完結で毎日芸術賞を受賞。著作に、『水のかたち』『田園発 港行き自転車』『草花たちの静かな誓い』『灯台からの響き』など。10年秋に紫綬褒章、20年春に旭日小綬章を受章。