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ブックパル大垣書店グループのレビュー |
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掲載レビュー全46件 |
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「格好良い大人」のバイブル | ||
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「断捨離」や「片付け」がブームになったぐらいには、モノで溢れている現代社会。その中で、例えば服を10着しか持たないことで暮らしの質を高めている人々がいる。著者がフランスで出会った貴族の人々がまさにそれ。余計なものを捨てたり削ぎ落としたりするのではなく、本当に必要なものだけを然るべき用途で大切に使うだけで「質」はおのずと上がっていく。 メイクや女らしさというワードこそ登場しますが、女性だけでな …続きを見る (2014年12月19日) |
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しばになってもおっちゃんはおっちゃん | ||
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「なんでしばおっちゃんになったんだろうね」という台詞に激しく頷いてしまう設定と、どこまでいっても「おっちゃん」は「おっちゃん」なんだなぁと哀愁を感じさせるエピソード。新入社員とのLINE会話にイライラ・ハラハラしたり、幼いと思っていた娘にあしらわれたり、普通の会社員として生きるしばおっちゃんの日々はどこまでも続くのです! (2014年12月19日) | ||
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生き直す、とは。 | ||
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著者はある日突然倒れ、目を覚ましたときにはICUで生死の境をさまよっていた。そこから回復したり、ふとした拍子にまた状態が悪化したり…併発した様々な症状を抱え、それでも少しずつ「生き直す」道を進み始めた、その壮絶さが描かれています。 弟妹をはじめとする家族、言葉は荒っぽくとも回復を喜んでくれる友人たちとの、正直な言葉のやりとりに心が抉られるような思いがしました。 (2014年12月19日) |
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こどもって鋭くて可愛い | ||
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こどもたちとの日々のやりとりをまとめた一冊。こどもの発する言葉はいつも直球で一所懸命で、時々ぐさりと来る。中にはうわぁぁと顔を赤らめてしまいそうなエピソードもあるけれど、こどもたちはいたって大真面目だから愛おしくてたまらない。「最近の子供は…」なんて言うひとにこそ読んでもらいたい! (2014年10月24日) | ||
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読者をも巻き込み翻弄する恐ろしさ | ||
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推薦コメントやキャッチコピーに尻込みされた方も多いのではないでしょうか。確かに残酷な場面は立て続けに、物語の中盤以降息つく暇も与えてくれないほどに描かれています。けれど本当に恐ろしいと感じたのは、それを語る人間の滔々とした口調と、周囲から見れば凄惨極まりない異常な状況下を受容している心理でした。読み進めるうちに、読者もまたこの異常さを受け入れざるを得なくなる…そんな意味でも怖い作品でした。 …続きを見る (2014年08月14日) |
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不慣れ?誤変換?それとも意図的に? | ||
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携帯・スマホに不慣れなだけなのか、ただの誤変換なのか。ただそれだけで片付けてしまうには予測不能すぎる、「おかん」からのメールやメモを集めた一冊。「ちょっと待って、なんで今ここで!?」とツッコまずにはいられない。と同時に「そういえばウチのおかんも…」とお母さんのことを思い出してしまうこと必至。 (2014年07月06日) | ||
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事件はひそやかに進行していた | ||
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収録作品の初出が1960〜80年代のため今の時世とはそぐわない場面もあるにはある。けれどそれ以上に、人間の醜い感情や歪んだ世間など、現在にも共通していると感じるところが多い。だからこそ恐ろしく、まるで身近で事件が今進行しているような臨場感さえ感じられた。爽快さよりもどちらかというと恐ろしさと後味の悪さに唸ってしまうような作品ばかりだが、短編とは思えない密度の高さには唸らざるを得ない。 実にさ …続きを見る (2014年06月13日) |
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美味しさと温かさの満ちた短編集 | ||
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身の回りで起こったささやかなでもちょっと不思議な出来事を、安楽椅子探偵よろしくシェフ三舟が鮮やかに解き明かしてくれます。どの短編もスッと読めて、じんわり温かい気持ちになれるお話ばかり。 また、登場する料理はどれも美味しそうで、パ・マルが身近にあれば、と思わずにはいられません。 「ミステリ」と身構えず、シェフ三舟の推理を一口味わうつもりで楽しんでください。 (2014年06月05日) |
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しまっちゃうおじさんの真実! | ||
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突然現れ、ぼのぼのをしまっちゃう謎のおじさん。小さい頃にぼのぼのを読んだ(あるいはアニメで見た)方なら間違いなくトラウマになりそうなこのキャラクターについて、ついに禁断の真実が明かされる…! やさしい色使いと愛らしいキャラクターは、ぼのぼのを知らなくても楽しめるはずです。 (2014年05月28日) |
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感動のノンフィクション?いいえ指南書かもしれません。 | ||
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タイトルそのままに、どんな過程を経て慶應大学に合格したのかが書かれた実話。紹介されている参考書はどれもオーソドックスなものばかりで、これらを参考にして自分の勉強に役立てる受験生も出て来そう。けれどあえて親御さんにも、もっと言えば部下・後輩の指導に頭を抱えるすべての方々にもお勧めしたい!必要なのは特別な環境やツールじゃない、ということを教えてくれます。 (2014年05月28日) | ||
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【求】のらねこぐんだんの更なる活躍! | ||
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親子で一緒に読んで、クスクスしちゃうお話です。 のらねこの気ままな性格がとんでもない事態を巻き起こすのですが、何故だか憎めない…。 (2014年05月26日) |
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最後のやるせなささえ<パラドックス>なのか | ||
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数学的矛盾<パラドックス>によって取り残された男女13名。荒廃していく東京の中で懸命に生きようとする彼らには、彼らなりの事情を抱えている。性別・年齢・立場・考え方、その全てが異なる13人がパラドックスの中で真理を見出そうとする…のですが、最後の、半ば予想できていたとはいえ理不尽な結末に、やるせなさを感じてしまいました。 (2014年05月26日) | ||
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かわいくおいしい1冊召し上がれ | ||
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Twitterで話題の「ぼく」さんによる、おやつのレシピ本。表紙を見ただけでもお分かりいただけるような可愛らしいイラストで紹介されるレシピは、なんとおうちにあるモノだけで出来ちゃうお手軽なものばかり! (2014年05月26日) | ||
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誰か私に「XAJIVA」(ハルヴァ)をください!!食べてみたいんです!!……棚が一杯になって、どうしても返品する商品を選ばないと行けなくなったとき、今では考えられないですが、この本を選んでしまった。前から気になっていた米原万里さんのエッセイ。この際返品せずに買ってしまおうか? と、パラパラ中身を見て、即購入を決意。まさに運命の出会い(笑)でした。読んでるだけでおなかが減ってくるし、生唾出てくるし… …続きを見る (2013年03月14日) | ||
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ニッポンの夏はカレーと、妖怪!! | ||
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マボロシの天才画家・鳥山石燕による、「妖怪絵巻」。みなさんが知っている(?)妖怪のイメージはすべてここからといっても過言ではないでしょう。ヒマなとき、つまらないとき、そして、暑い夏にも、ごろりと寝ころんで見てみよう。とてもオモシロイです。文庫化(角川ソフィア)されていますが、やはり大きな画面で楽しんでほしい。夏に(……でもちょっと高いかナ)。P. S. 巻末の力のこもった解説もスバラシイです。これ …続きを見る (2013年03月13日) | ||
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見守っていてほしい。受けとめてほしい。 | ||
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言わずと知れた名作。私自身は中学生のときにこの本と出会いました。坊ちゃん自身に目がいきがちなのですが、読むうちに、そんな彼を受けとめ、見守る「清」という存在の大きさにいたく感心した記憶があります。出身地である愛媛の方言「〜ぞな、もし」がくりかえし用いられているので愛着もあります。名作初心者にも、再読者にも、おススメしたい一冊です。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載) (2013年03月11日) | ||
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普通であることがそんなに偉いの? | ||
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「吉川さんのPOPがほしいというお客様が来られています」と、ある日呼び出されました。お客様は中学生くらいの女の子。読書感想文の参考にしたいそうで……。POPには、こう書いてありました。「同性愛者の夫、アルコール依存の妻、二人の間にあるのは情熱的な性愛ではなく、互いを思いやる気持ちに満ちた優しい人間愛でした。しかし世間からは幸せである事より普通である事を求められます。苦しむ二人の姿から普通である事っ …続きを見る (2013年03月11日) | ||
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元祖SF小説はこれだ!! | ||
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19世紀の天才小説家・ジェール・ヴェルヌの代表作。「ふしぎの海のナディア」という1990年4月12日から放送されたアニメーションを見た方なら手にとっているはずのスリルと感動に満ちた海洋冒険小説の傑作。日本の冒険モノ・軍艦モノの想像力を規定しているともいえる。当時の最先端の技術や知識のチョット先を見据え、しかも現実の事件や政治を織り込んだ半現実のSF世界。これが面白くないわけがない。(全2 巻)(ミ …続きを見る (2013年03月11日) | ||
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着想の意外性と巧みなストーリー展開 | ||
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犯罪を主題にした松本清張の初期の短編集。 いずれも、着想の意外性にまず驚き、それに引きずられるようにして、読み進められます。 場面転換がスピーディで合理性もあり、簡潔明瞭な文体は本来短編小説が得意な作家であることにあらためて気づかされます。 著名な「張込み」や「地方紙を買う女」は然ることながら、とくに「顔」をお勧めします。 犯罪者の心理描写が見事なうえに、ストーリー展開が巧み。 読後、思 …続きを見る (2009年06月29日) |
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武士道X女子高生=?? | ||
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誉田哲也作品において、はじめて人が死なない小説が誕生!(奥付に本当に記載)最近さまざまな分野で日本のもの、日本古来のものなどが再注目されてきています。 この物語は剣道の世界に生きるふたりの女の子の独白が交互に進行していきます。他人から見れば些細な、でも本人たちにはとても重要で、とっても不器用に生きる、少女たちのぶつかり合う姿が描かれています。自分の居場所を自分の手で勝ち取っていく姿は、誉田作品に …続きを見る (2007年12月05日) | ||
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