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ほんのいえ宮脇書店越谷店のレビュー |
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掲載レビュー全610件 |
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俺はエージェント | ||
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大ベストセラー作家、大沢在昌の待望の最新刊が出た。フリーター青年くんと元らつ腕エージェントの老人の年の差コンビが繰り広げるハードボイルドの世界。キャラのたった登場人物に囲まれて進んでいく展開は疾走感にあふれて、ページをめくる手を止めさせない。映像が目に浮かぶようである。ドラマ化もありかも。絶品のエンタテインメント作品に久々にどっぷりとつかってみてください。 (2018年01月21日) | ||
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おもかげ | ||
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浅田文学に新たに最高傑作が生まれた。昭和のにおいを存分に漂わせながら、静かにストーリーが流れていく。地下鉄が人々を結び、現実と夢のはざまを行きつ戻りつしながら、ひとの思いが交錯する。家族とは夫婦とは、親子とは、社会とは、サラリーマンとは...。さまざまな関わりを浅田次郎のペンが文字に書きおこされている気がする。現代文学の名工を代表する作品となるでしょう。 (2018年01月13日) | ||
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ふたご | ||
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小説家「藤崎彩織」が誕生した。これはただのタレント本ではない。きらめく感性が言葉を紡いでいる。時に胸が詰まるほどの思いが、行間に滲む。SEKAI NO OWARI で鍵盤を奏でるSaori 。ファンはコレとダブらせるだろう。それもいい。そして Saoriを知らない読者にも、ひとりの女性作家の作品として読んでもらいたい。読もうか迷っている方には、後書きを読んでいただきたい。彼女がここまでして書き綴った物語を読まずにはいられないだろうと思います。 (2018年01月08日) | ||
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僕はロボットごしの君に恋をする | ||
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デビュー作「リアル鬼ごっこ」でミリオンセラーを放って以来、若年層に圧倒的な人気の山田悠介。実に4年ぶりの長編単行を発刊した。設定は2060年。3度目の東京オリンピック開催としているあたりはリアルな近未来。ロボットとの共存が当たり前になっている時代?。そんな設定でテロ予告をきっかけに物語は急転。山田作品の新しい魅力発見になりそうだ。 (2017年12月09日) | ||
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友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」 | ||
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それぞれの世界で頂点を極めた男同士の友情。これはたんなる美談や闘病記ではない。本物を知り得たものだからこそわかる生き方が、純粋に、ストレートに感じとれる。医療のスペシャリストとして、友人を救えなかった思いが、痛いほどに伝わってくる。ラガーマン平尾は亡くなってなお、多くの人にメッセージを残していった。偉大なオトコである。そしてそれを伝える山中先生も、ひとりのオトコとして、さすがである。 (2017年12月07日) | ||
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寝る前に読む一句、二句。 クスリと笑える、17音の物語 | ||
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TV「プレバト」の名物先生の夏井いつきさんによる俳句指南書。とは言っても、ただの解説本であるはずがない。これまた俳人である妹さんとのかけあいにより、俳句の面白さや奥深さが読んでるうちに身についてしまう。チクリもあり、笑いもあり、ライブ感いっぱい。もとろん、そこここに散りばめられた、名句の解説により、わが国の誇るべき俳句文化にあらためて向き合う機会になる。とにかく楽しい一冊です。 (2017年12月07日) | ||
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琥珀の夢 小説鳥井信治郎 | ||
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我が国に洋酒文化を根付かせたサントリー創業者鳥井信治郎の生涯を綴った物語。日経新聞連載時から話題になり、刊行を待たれていた。上下巻に渡る主人公の生涯は、丁稚奉公からはじまる。戦争や震災が重なる激動の時代を力強く生きてきた。その心意気が要所要所に散りばめられた言葉から、人物像が浮き上がってくる。伊集院静のペンにより、歴史に残る成功者の波乱万丈の生涯が今に伝わる。 (2017年12月07日) | ||
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裏切りのホワイトカード | ||
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人気のロングラン「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの最新作。シリーズ20周年の本作には短編4つがつむがれている。地元を愛する絶妙のメンバーも健在。読む方も一緒に歳を重ねていくのを実感しつつ楽しめる。それぞれのテーマも今日的なもので、実際の出来事を彷彿させる。このシリーズ、さらにどこまでも続きそうだ。 (2017年10月22日) | ||
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日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る | ||
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三十三回忌を迎えた今なお、あの衝撃的な墜落事故は誰もが忘れることができないのではないだろうか。その理由は、悲惨さもあるが、何か不可解な事故後の対応。原因の発表の仕方や内容。山奥とはいえ、あまりにも時間がかかった救出。さまざまな目撃情報。どこか腑に落ちない気持ちが、事故を引きずっているように思える。そんな思いが、犠牲者の同僚だった元客室乗務員を動かした。著者は自らで取材をし、そのひとつひとつを検証しなおしている。読んでいて、辛い気持ちもあるが、事故に遭った犠牲者のもっと悔しい気持ちをおもいながら、読んでみる必要を感じた。 (2017年10月22日) | ||
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ホワイトラビット a night | ||
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人質立てこもり事件が予測不能の思わぬ展開へ。大人気、伊坂幸太郎の最新書き下ろし長編ミステリー!籠城ものサスペンスの一級作品だ。目まぐるしく変わる展開に、会話の妙が重なって、イッキ読みさせてくれる。伊坂作品常連のキャラも登場して、ファンもひきつける。「ゴールデンスランバー」に負けず劣らずの、手ごたえ十分の伊坂代表作といえるだろう。 (2017年10月22日) | ||
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この世の春 上 | ||
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宮部みゆきファン待望の大作。作家生活30周年にふさわしいサイコミステリーの上下巻の長編作品だ。独特の時代物感が宮部作品の真骨頂。復讐劇、謎解き、様々な要素が織り交ぜているからページをめくる手が止まらない。ちょっぴり恋愛小説っぽいところも、ホッとさせてくれる。宮部ファンはもちろんのこと、初めての方もトリコになってしまうひきいれよう。秋の夜長にふさわしい、超大作をご堪能あれ。 (2017年10月22日) | ||
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院長選挙 | ||
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これまでにない医療小説。笑って笑って、読み物として割り切って読んでください。そうでもしないと、お医者さんが信用できなくなってしまうくらいのリアルさ?超超エリート大学病院が舞台。病院長がナゾの死を遂げ、その後継者のイスをめぐっての、4人の副院長の争い。誰もが自分が一番と思って、譲らない。序列への執着。ありそうで、いやあってもらってはほしくないくらいの医者の本音が、ボロボロとされていく。 (2017年10月19日) | ||
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マスカレード・ナイト | ||
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東野ファン待望の最新作。!「マスカレードシリーズ」の第三作がこれ。若い敏腕刑事?とキレッキレのホテルウーマンのコンビがふたたびの活躍。複雑に絡み合ったストーリーを解き明かしていく展開は、読む者のページをめくる手を止めることはできない。 幅広いレパートリーを持つ東野作品だが、本来の東野作品の原点は、ここにあるような気もする。秋の夜長にイッキ読み間違いなし。 (2017年09月24日) | ||
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天皇陛下からわたしたちへのおことば | ||
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天皇陛下は短いお言葉の中で、つねに国民をおもい、家族をおもい、そして強い信念を持ち続けて公務にあたられていることをあらためて感じさせられた。この本では、お若い時から現代に至るまでの、折々の発言にていねいに解説が添えられている。先の国民へのメッセージが、こういった陛下の強く、重く、深い意味を込めたものであったことを感じさせてくれます。 (2017年09月18日) | ||
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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上 | ||
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見事!ビジネス書大賞2017 大賞を受賞!全世界で500万部を突破し、さらに騒然として話題となっている。実に面白い歴史書だ。上下2冊で、何冊もの歴史書を読むのに匹敵するほどの濃密さを実感できます。世界48か国で刊行されているベストセラーというのがうなずける。知的好奇心をこれほど刺激する書も最近ではめずらしい。どんな専門知識もわかりやすく解かれているので、安心して読み進めることができる。壮大なテーマに向かい合いながら、読み応え十分な気分にさせてくれる、とってもためになる本です。 (2016年10月03日) | ||
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論戦2017 頼るな備えよ | ||
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本当に自立した日本になるために、そしてつよい日本になるために、憲法改正は不可欠であると強く主張し続けるフリージャーナリストの櫻井よしこさんのコラム。くさったマスコミがタレ流す俗論に騙され続け、目がくらんでいる国民への警鐘とも読める。じつに理路整然としている。あふれる報道に耳を傾け、目を凝らすのもいいが、自分の考えを持つためには、本書のような視点も必要なのではないでしょうか。真剣に読むに値する一冊。 (2017年09月17日) | ||
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言の葉の庭 | ||
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映画が先か、それとも小説が先か?新海ワールドの思春期の繊細な心のありようが、文章で表現されるとこのようになるのですね。小説の新たな可能性を感じさせてくれます。何度も読み返してしまうような、切なさがしみてくる作品です。叙情感タップリのストーリーは、夏の終わりの静かなこの季節にぴったりではないでしょうか。靴職人を志す若者が増えるかもしれませんね。 (2017年09月17日) | ||
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風と共にゆとりぬ | ||
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抱腹絶倒!前作「時をかけるゆとり」で大笑いさせた勢いを受けて、朝井リョウがエッセイ集の第二弾をおくりこんだ。荘厳な雰囲気の表紙とは裏腹に、中身は思いっきりはじけています。本の帯に「読んで得るもの特にナシ」と言い切っているほどの思いっきりのよさ。とにかく、ただただ読んで笑ってしまうのです。こんな本がたまにはあってもいいんです。 (2017年08月16日) |
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かがみの孤城 | ||
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直木賞作家辻村深月ファンにとって、久々に原点回帰のような作品が発刊された。ミステリー?青春小説?、ファンタジー?そんなジャンルを超えた傑作。居場所をなくしてしまった中学生が、閉じこもっていた部屋の中で、突然光りはじめた鏡の中の世界へはいっていく。そこで出会う7人がタイムリミットが迫る中で、願いを叶えるために奮闘する。イッキ読みして、この夏いちばんの感動を味わってください。 (2017年08月16日) | ||
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生涯投資家 | ||
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「お金儲けは悪いことですか?」2006年、メディアの前で毅然と言い放って、逮捕された村上ファンドの村上氏が、最初で最後の告白として、自らが出版した著書。超エリート街道から投資家に転じた波乱の半生記、話題となった数々の投資チャレンジの舞台裏の真実がつぶさにつづられている。まさに村上世彰氏の投資哲学が語られている。 (2017年08月14日) | ||
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