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けやき書房のレビュー |
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掲載レビュー全242件 |
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問われるのは日本の状況! | ||
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お台場にテロリスト出現。イベントでごった返す群集の真ん中でテロリスト対自衛隊+警察の銃撃戦が行われる。テロリストの黒幕は「北」か「カルト教団」が?お台場は粉と散るのか?今の日本の政治状況と国民感情の流れを下敷きにした壮大な作品。問われるのは日本の状況! (2009年06月28日) | ||
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奇想天外の青春ファンタジー | ||
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京都を舞台に繰り広げられる奇想天外空前絶後の娯楽ファンタジー!おもしろくてあほらしいバトル小説?青春小説?恋愛小説?京都市街詳細地図片手にどうぞ。 (2009年06月28日) | ||
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傑出したサスペンス巨編 | ||
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2007年に作品が次々映画化される注目の作家垣根の、渾身のサスペンス巨編。500ページもあるが飽きさせない。読み出したら止まらない。バイオレンスと愛憎と空しさが交錯する。2006年傑出した犯罪小説である。 (2009年06月28日) | ||
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読み終えるのが切なくなる! | ||
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何も特別な事件は起こらず、涙を誘う仕掛けもないのに、最後まで一気に読める。読みすすめていくうちに、この家族この物語と別れることが切なく辛く惜しくなる。懐かしい1972年というだけではなく、このやさしさにずっとつつまれていたいという思いになる (2009年06月28日) | ||
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素人が箱根駅伝にチャレンジする青春小説 | ||
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寛政大学の学生たちが住む竹青荘いまにも崩れそうなオンボロアパート。その主4年生の清瀬ハイジは住人たちを陸上部に勝手に登録していた。超高校生ランナーだった走(カケル)が入居して住人が10人になったときこのメンバーで箱根駅伝を目指すと無謀な提案をする。2人以外は素人の学生たちが箱根にチャレンジするまでをまっすぐに描く青春小説 (2009年06月28日) | ||
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世界の終わりまであと3年で意外に穏やかな毎日 | ||
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伊坂得意の少しずつ絡み合った連作短編集。世界の終わりまであと8年と、発表され世の中は混乱する。しかし、その後5年も経つと意外に穏やかな日々が戻っている。そのようなときの5組の人々の営みをさらりと描く。 (2009年06月25日) |
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半世紀経って、ますます新鮮、社会派推理小説を確立した作品 | ||
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中学生の時に読んで以来、半世紀ぶりに読みました。今読んでますます新鮮で、当代のヒットメーカー宮部、東野らが強く影響を受けていることがよくわかります。文体も読みやすく、心情描写もよくされています。当時の通信は、電報が主だったことをあらためて知らされ、東京-福岡が2日がかりだったことに時代の移り変わりを感じます。一方、某省の汚職事件で、部下や業者は死ぬが、エリート官僚は無傷というようなことは、全く変わっていないのですね。 (2009年06月22日) | ||
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誇りを奪われながら、誇りを貫き、生き抜いた武士達の物語。 | ||
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13年も前の桜田門外の変で斬られた、主君井伊直弼の敵を探し求める主人公志村金吾。仇討ちは成るのか?涙あふれるハッピーエンドが用意されている。(柘榴坂の仇討) 藩の始末、家の始末、曾孫の始末まで果たした五郎冶はおのれの始末も成し遂げる。曾孫に残した形見の品は何か?心あたたまり、ホロリとさせられる。(五郎冶殿御始末) 他四篇。誇りを奪われながら、誇りを貫き、生き抜いた武士達の物語。 (2009年06月19日) |
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祝!芥川賞!30歳女性の心理を見事に描く | ||
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30歳女性の日常を描く。登場人物はすべて女性。大阪弁の会話だけで心理を見事にあらわしている。いやらしさのない描写は男性読者からも好感を持たれる。作者は今一番注目の若手女性作家。この1作でトップに躍り出た。 (2009年02月03日) | ||
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気楽に読める痛快物語 | ||
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便利屋多田のところに、高校の同級生だった行天が転がり込んでくる。二人に舞い込むさまざまな依頼と事件を、サラッとあるいはいきなり熱く描く。気楽に読めて気分が明るくなる。 (2009年01月11日) | ||
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妻とのことを描いた城山三郎の遺稿 | ||
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妻とのことを描いた城山三郎の遺稿。まずその短さに城山三郎の体の辛さが分かる。 闘病の中で夫婦のことを淡々と綴られ胸にしみる。 (2009年01月11日) |
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絵本のようなファンタジー | ||
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こんな食堂行きたいなと思わせる絵本のようなファンタジーです。 食べること、料理することへの愛情と、母への愛憎が詰まってています。 (2009年01月10日) |
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伊坂がファシズム、憲法改正を書く | ||
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伊坂といえば、軽快で爽やかなエンターテイメントというイメージですが、この作品は小泉首相以降の日本の政治と大衆の状況に切り込んでいる異色作です。今読まないと後悔するかもしれません。対になっている2作品から成っています。題材はファシズムと憲法改正です。異色作ですが、優しさ、兄弟愛、軽快なテンポはいつも通りの伊坂です。 (2008年10月04日) | ||
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TV化もされた面白青春小説 | ||
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イジメられっ子の「野ブタ。」こと信太を人気者に変身させようとする高校生修二が主人公。モー娘。をプロデュースしたつんくばりに、プロデューサー業に精を出す。ともかく気持ちよく笑える。ラストのドンデン返しもおもしろい。 (2008年10月04日) | ||
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伊坂が麻雀小説ただし腕前は笑える程度 | ||
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男女5人の大学生の青春物語。いつもの通り音楽がバックにあって、今回作は麻雀とサン=テグジュペリが添えられている。麻雀が分からなくても楽しめるが、「1・4索でロン」のくだりで大笑いするには多少知ってる方がよいかも。5人のキャラがそれぞれ面白く、私は「俺たちがその気になれば砂漠に雪を降らすことっだってできる」と熱弁する西嶋君に惹かれる。 (2008年08月03日) | ||
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自転車でどこまでも走る青春小説 | ||
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主人公は高校生。家の物置で、昔譲ってもらったけれど乗らなかったレース用自転車を発見した。高校の部活の後、授業をズル休みして、当てもなく北に走る。東京から宇都宮へ、さらに青森まで走る。その体力と思い切りが青春小説らしい。自転車レース経験者らしい著者の描写も適切で、当てないツーリングの気分が伝わってくる。 (2008年07月21日) | ||
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芥川賞クラスの?面白さ!! | ||
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これが芥川賞候補作かと思うくらいの面白さです。出身大阪と聞いて成る程とうなるテンポの快適さです。しかも締めが胸にストンと落ちる鮮やかさです。 (2008年07月20日) | ||
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天安門事件が背景の青春小説 | ||
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天安門事件の前年1988年、主人公浩遠は友人の志強とともに、田舎から地方の名門大学に、難関を突破して合格した。寮生活、文学サロン、憧れの女子学生など青春を謳歌している。時代は民主化運動へすすんでいる。2人も教師や友人の影響を受け学生運動の真ん中にいる。そんな時天安門事件がおきて、運動は鎮圧される。酒を飲んで暴力事件で退学処分となる。その後日本人と結婚し、日本に住み、昔の友人らと再会するまで、時代と個人の心をうまく描いている。尾崎豊の I LOVE YOU がバックに流れている。 (2008年07月16日) | ||
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大阪滋賀が舞台になっている | ||
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大阪の下町を舞台にしたけったいで、おもろうて、悲しゅうなる短編集。懐かしさあふれる子供のころの摩訶不思議な話。大阪弁が溢れてるから、どうせ東京では売れへん。大阪の人買うたってや。 (2008年04月04日) | ||
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中国人初の芥川賞候補 | ||
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最後まで芥川賞を争ったといわれた表題作品ほか1点。主人公のワンちゃんは、中国の田舎の女性と、日本の田舎の男性のお見合いツアーを仕切るのが商売。そのバイタリティ溢れる生き方と、時折見せる弱さ可愛らしさが、爽やかに描かれている。 (2008年02月28日) | ||
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