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ブックス・キューブリックのレビュー |
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掲載レビュー全384件 |
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「お茶」はとっつきにくいもの!? ではなかった。 | ||
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「お茶」というと、伝統と格式、なんだかちょっと古めかしくてとっつきにくい・・・と思われる方が多いのではないでしょうか。私もそんなイメージを持ちながらこの本を手にとってみました。著者自身もはじめはそんな一人だったと言います。「なんでこんな手順が多いの!」「足がしびれる!」「作法がややこしい!」と抵抗感むき出しでした。しかし、そんな気持ちでも著者はお茶を続けます。そして、そのうち水のにおいを感じたり、季節の茶花を探したり、春夏秋冬を心から楽しめるようになっていくのです。「今に気持ちを集中させること」「このままでよいということ」などお茶は著者に生きる上で大切なことをじわ〜っと、それこそお茶が体と心に染み入るように教えていきます。その過程は著者が就職につまづいたとき、失恋、父の死などを通して語られます。 「お茶」は他者を寄せ付けない堅苦しいものではなく、実はとっても懐深い何者も包み込んでしまうようなものだった、と自分の世界がひとつ広がった本です。 (2014年03月31日) | ||
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著書のミロコマチコさんはデビュー作「オオカミがとぶひ」でいきなり第18回日本絵本賞大賞を受賞。本作の製作風景はテレビ「情熱大陸」でも取り上げられ話題に。7月に箱崎店で開催した原画展も大盛況に終わった、今大注目の人気絵本作家さんです。こちらの最新作はミロコさんの愛猫「てつぞう」との大切な日々をつづったお話です。思い入れがたっぷりで、ミロコさんの絵と文章からてつぞうへの愛が感じられます。 (2014年03月31日) | ||
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ここも、あそこも・・・絶対行きたい! | ||
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"雑貨"と聞くと、つい気になってしまうのが女の性、といったところでしょうか。もちろん男性も、身の回りのものに妥協はしたくない!と考える人は多いはず。そんな方々に、福岡各地に点在する、すてきな雑貨屋さんを紹介するのがこの本です。掲載されている57店舗のお店は、ナチュラル系からPOP系、輸入雑貨、手づくり1点ものを販売しているところなど様々。どこも編集室が厳選した信頼のおけるお店ばかりです。きっと自分の好みとセンスに見合う場所が見つかるはず。 (2014年03月31日) | ||
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「セルフビルド住宅」=多くの人が憧れるが、技術も暇もエネルギーもないため、あきらめざろうえないもの。といったところでしょうが、この本のなかには、そんな夢を実現した5人の実例が載っています。どの家も各人における、「快適さ」という観念を徹底的に突き詰めたような迫力を感じさせてくれます。ハウスメーカーが売っているピカピカの家と対極の世界がここにあります。 (2014年03月31日) | ||
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自分なりのルールって大切!! | ||
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表紙を見てすぐに気付かれた方も多いのでは?そうです、表紙を飾っているのは福岡の洋服店「sirone」店主の中村久美子さんです。写っているお部屋はご自宅だそうです。白の中に木のぬくもりがあってとっても素敵ですね。本書は中村さんの他14人の方の暮らしと普段着を紹介しています。「休日の朝にだけおいしいコーヒーを飲む」「靴とバッグを決めてから服を選ぶ」など、おしゃれさんたちの小さなこだわりがたくさん見つかる一冊です。それらをヒントに今の暮らしやおしゃれを見直してみるのもいいですね。 (2014年03月31日) | ||
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どうして女性はこんなにパリが好きなんでしょうか。イタリアびいきの店主としては、やや不思議なのですが、ともかくパリに関する本はよく出ますし、当店でもよく売れます。 この本もそういったパリ本のひとつですが、買物に特化したガイドになっているのがユニークです。パン屋、ケーキ屋などショップ別に商品の紹介や買物の仕方などがていねいに解説されています。著者は、「チーズケーキの旅」、「パリのカフェとサロン・ド・テ」など、いつもきれいな本で楽しませてくれる菓子・料理研究家の山本ゆりこさんです。 (2014年03月31日) | ||
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特に美術史を勉強したわけではない私でも、オノ・ヨーコ、ヨーゼフ・ボイス、ナム・ジュン・パイク、など錚錚たるアーティストがメンバーであったということとぐらいは知っていたフルクサスに関する本が出ました。著者は、60年代のNYでG.マチューナスによって創設されたこの前衛美術運動の初期からのメンバーだった人物。フルクサスという言葉の響きが印象的だったので以前から気になっていたのですが、本書はそんな疑問に応えてくれる格好の入門書であり、伝説的ムーブメントの貴重な証言と言えます。 (2014年03月31日) | ||
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表紙はイマイチなのですが・・・ | ||
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ごめんなさい!養老先生!でも、登場している方々は(皆様著名人の方々です)ご自慢のネコちゃんたちと幸せ一杯、お顔もふにゃふにゃです。当店でもジワジワ売れております。もちろんイヌ派の方々もゼヒお手にとってご覧下さい! (2014年03月31日) | ||
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絵本の世界でも猫は大活躍です! | ||
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世界初!?猫絵本ガイドの誕生です。猫のタイプ別に、対象年齢表示や読み聞かせ対応などもナビゲートされた珠玉の1冊。ぜひ猫好きでなくても手にとっていただきたい素敵なガイド本です。猫絵本ってこんなにあるんですね!私の猫絵本といえば、せなけいこさんの『ふうせんねこ』です。幼心に結末に息を呑んだことを今でも憶えています。作者の意図通りですよね・・・。小さな頃の忘れられない記憶です。 (2014年03月31日) | ||
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小泉誠さんの肩書きであるリビングデザイナーという言葉は、本当に氏の仕事をよく表したものだと思います。食器や時計から照明・椅子・テーブル、そしてインテリア・建築にいたるまでいろいろなものをデザインされていますが、どれもシャープでいて温かみのあるものばかりです。デザイナーの主張を前面に出すのではなく、使い手の心地よい生活をサポートするような優しいデザインです。本書は東京のギャラリー間で今秋開催された「小泉誠展」にあわせて制作されたもので、氏のデザインとその発想にまつわる20のエピソードを紹介したものです。かわいいイラストが入ったハンディなサイズで、コンテンツごとに本を回して読む仕掛けになっていて楽しいのですが、やっぱりちょっと読みづらい気がするのは私だけでしょうか...。 (2014年03月31日) | ||
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第二次大戦直後、開放感に溢れたパリの知的・文化的中心地として一世を風靡したサン=ジェルマン=デ=プレ。サルトル、ピカソ、カミュ、コクトーらをはじめとした大勢の文化人やアーティストが集った時代にその象徴的存在だったのがボリス・ヴィアン。小説家、詩人、劇作家、作曲家、ジャズ・トランペッター、歌手、俳優...など、多くの分野でマルチな才能を発揮したアーティストとして知られている彼が、その時代を活写するようなこんな本をつくっていたとは驚きです。なにせ本書に登場する人物が500名、写真や図版が300点とのことで、当時の熱気を知ることのできる貴重なドキュメントとなっています。10年前にリブロポートから出版されて、版元解散により絶版になっていた貴書が装いも新たに奇跡の復活です。 (2014年03月31日) | ||
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本屋を始めようと思った時、当然ですがずいぶんと本屋に関する本を読みました。だからこのジャンルの本が出ると、条件反射的に仕入れてしまいます。この本は平凡社の太陽レクチャーブックというシリーズの中の一冊で、「アートのお仕事」と同時発売になったものです。タコシェ、ブックファースト渋谷店、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、BOOK246、古書日月堂、杉並北尾堂、ハックネット、恵文社一乗寺店といった注目店の店長やオーナーが本屋の仕事について様々な角度から語っています。本屋や画廊は経営的に苦しいと言われその数も減っているのに、それをやりたがる人が減らないのは不思議な気もしますが、自分が実際そうしてしまったので気持ちはよくわかります。 (2014年03月31日) | ||
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遺品の中から発見されたブローティガンの最後の小説です。荷造りもまともにできない男が、死んだ女友だちへの思いを鞄に詰めてモンタナを発ち、アメリカ中を東へ西へとせわしなく旅する中、いつしか女は置き去りに・・・。この作品を書き終えた一年ほどのちの1984年にピストル自殺を図った不運な男、ブローティガン。日本製のノートの最後のページに残された空白を埋める言葉は、世界中を旅したところでみつからないでしょう、きっと。 (2014年03月31日) | ||
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若い世代に人気のある画家MAYA MAXXがロシアのプーシキン美術館を訪ね、自身の好きな名画をガイドした本ですが、まずは、そのストレートなタイトルにしびれました。そんな体験をしたことのある(してみたい)人は結構多いでしょうし、「ふるえるほど好き」と書いてあるその文字自体が手書きで震えているところもまたいい感じです。マティスの「金魚」や、ピカソ、セザンヌ、ゴッホなどの名画の名画たる所以を、同じ描き手としての感覚的な視点から解説しています。いままでの美術解説書とは違う、「好き」というエモーショナルな部分をとことん掘り下げたような文章に共感を覚えます。たった60ページほどの薄い本ですので、あまり美術に詳しくない人にも広く読んでほしい好著です。 (2014年03月31日) | ||
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北欧ブームもあってか、スウェーデンというと、なんとなく、おしゃれで知的なイメージがあります。そんな国からやってきたアイデアに関する本は、さすがに日本のビジネス書とは違い、楽しいデザインの小ぶりでおしゃれな本でした。新しい発想を得るためには、しかめっ面して考えるより、リラックスして楽しみながらのほうがいいはずで、そんな時ぱらぱらとめくるのにちょうど良い手軽で素敵な本です。アイデアに関する30の短いコラムを読みながら、まるで絵本のようなイラストを眺めているうちに、いいアイデアが湧いてきそうな気がしてきます。今年の3月に出た本ですが、当店では今でも売れ続けているロングセラーが確実な本です。 (2014年03月31日) | ||
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このタイトルを聞いてピンとくるのはある年齢以上のサッカーファンでしょうが、この本は今から16年前のW杯イタリア大会の準決勝イタリア対アルゼンチン戦がモチーフとなっています。とはいえ、サッカーに関する本ではなく、この試合が単なるスポーツを超えた社会的注目を集めたその背景にあるイタリアの南部問題や移民問題を解説したものです。教科書でお馴染みの版元山川出版社から出ていることからもわかるとうり一種の歴史本なわけですが、切り口が斬新なため、お勉強くさくならず講談を聞いているようなかんじで興味深く読み進めることができます。日本では明るいイタリアのイメージばかりが定着していますが、その背後にある陰の部分を知るのに手頃な本といえるでしょう。 (2014年03月31日) | ||
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高校時代に出会った男を思い続ける主人公・日向子。受け入れることも突き放すこともしない男・小田切の態度に一喜一憂する日向子のままならない12年間の物語。小田切もまた、ままならない現実を抱いており、収録作「小田切孝の言い分」では、男の目線から二人の関係が語られている。実を結ばないけれども、一途な想いにため息。付かず離れずの微妙な距離が読み進むうちに心地よく感じられます。袋小路のような小田切の心。まっすなだけでは辿りつけないのが切ないです。思い当たるフシがあるだけに・・・。 (2014年03月31日) |
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高校時代に出会った男を思い続ける主人公・日向子。受け入れることも突き放すこともしない男・小田切の態度に一喜一憂する日向子のままならない12年間の物語。小田切もまた、ままならない現実を抱いており、収録作「小田切孝の言い分」では、男の目線から二人の関係が語られている。実を結ばないけれども、一途な想いにため息。付かず離れずの微妙な距離が読み進むうちに心地よく感じられます。袋小路のような小田切の心。まっすなだけでは辿りつけないのが切ないです。思い当たるフシがあるだけに・・・。 (2014年03月31日) | ||
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リトルプレスとは、企画も制作もすべてが手作りの、自由な発想と行動力が詰まった小さな本のこと。作り手の引き出しの中をのぞき見るような個性あふれる本たちを、自らもリトルプレス『Siesta!』を制作していたエッセイスト・柳沢小実さんが約40冊紹介しています。個人で発行されているゆえ、どこででも買える本ではないけれど、同じアンテナを持つ人ならきっと出会えるはずです。この中で紹介されている薬院のCAFE SONES発行の『SOME TENDERNESS』は当店でも人気者です。 (2014年03月31日) | ||
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当店のロングセラー「おいしい店とのつきあい方」の続編が出ました。今回は実践編として、日頃レストランで遭遇していながらもわかったふりをしてやりすごしていたちょっとした疑問を解いてくれます。マナーって窮屈なものではなく、ハッピーな場を生むためのほんの少しの心くばり。かたちばかりのマナーブックでは身に付かない、店付き合い(=人付き合い)の秘訣が詰まった一冊です。レストラン・コンサルタントの著者サカキシンイチロウ氏は、当店でも販売絶好調のグルメ雑誌「epi」でも連載中です。 (2014年03月31日) | ||
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