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福文堂書店本店のレビュー

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掲載レビュー全184件
 
時限病棟
実業之日本社文庫 ち1−2
知念実希人/著
実業之日本社
税込価格  652円
 
通常1〜2日で出荷
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おすすめ度:
目が覚めるとそこは廃病院。
初対面の男女5人の見えない共通点とは?
集められたメンバーの共通点と、過去の事件の真相を突き止めないと、
大量のガソリンによって病院が爆発炎上してしまう、、、。
不気味なピエロのメッセージを手掛かりに密室状態の病院から脱出しろ!

命がけの脱出ゲームです。
まるで自分も一緒に病院の中にいるような臨場感。
タイムリミットギリギリまで衝撃の展開の連続です。

シリーズものではありますが、前作「仮面病棟」を読んでいなくてもしっかりと楽しめます。 (2021年08月30日)
予言の島
角川ホラー文庫 さ4−11
澤村伊智/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  748円
 
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おすすめ度:
まず横溝正史の「獄門島」の引用から始まります。

主人公とその友人2人で訪れた関西のとある島。
心霊スポットと言われている島に集まる訳ありな客達と
東京から移住してきた宿の主人、そしてどこかいわくありげな島民の老人達、、、。
「ヒキタ様の祟り」で死んだという霊能者が残した
「この島で6人が死ぬ」という予言は成就してしまうのか?!
主人公たちは助かるのか?!

作中に「これぞ三津田、これぞ京極、これぞ横溝獄門島」というフレーズがあるのですが、
まさにそのテイストで物語が進んでいきますが、島が抱える過去の秘密が明らかになるにつれ、思わぬ方向に展開していきます。
すっかり真相を知って
「あぁ、こういう話だったのか、、、」と思ってページをめくると更なる衝撃を喰らうのです。

この作品は是非2度読んでほしい。
まさに初読はミステリ、2度目はホラーです!! (2021年08月27日)
太陽の黄金(きん)の林檎 新装版
ハヤカワ文庫 SF 1870
レイ・ブラッドベリ/著 小笠原豊樹/訳
早川書房
税込価格  1,034円
 
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おすすめ度:
アメリカが誇る作家、ブラッドベリのSF短編集です。
1編1編はとても短いのですが、
その短い物語の中に面白さがぎゅぎゅっと濃縮されています。
驚いたのはバラエティーの豊かさ!
無機質な空気を感じるような文章や、瑞々しく抒情的な情景描写、
恐怖や郷愁や希望や幸福感などなど、
ひとつひとつ読み進めるごとにいろんな感情と創造力を掻き立てられます。
挿絵もとても良いのでこちらもじっくりと眺めてください。 (2021年08月25日)
禍家
角川ホラー文庫 Hみ2−11
三津田信三/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
中学生が主人公ということで、
とても暖かくてほほえましいシーンがあったり、
恐怖一辺倒でないのも読みやすいです。
徐々に明らかになっていく町と家の過去、
クライマックスの手に汗握る描写は特に惹きこまれます。

緩急のバランスが絶妙なこの作品です! (2021年08月19日)
おどろしの森
角川ホラー文庫 た5−2
滝川さり/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
とにかくスピード感があって、
読み始めたら最後の一文までノンストップです!
主人公一家を襲う怪異の姿や、
立ち向かう主人公や高校生の娘の心の葛藤、
霊能力を持つガールズバーのキャストとその恋人など、
登場人物もとても魅力的です。
一気に駆け抜けた爽快感をぜひ味わってください!
とにかくオススメ!! (2021年08月19日)
そのカメラで撮らないで
角川ホラー文庫 よ1−31
吉村達也/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
ホラー要素よりも、主人公の心の動きに重点が置かれていて、
とても感情移入しやすい物語です。
どちらかというと人の成長を描いた作品、といった趣。

血も凍るような恐怖を求めて読むと物足りないかもしれないけど、
読後のすっきりとした感動を味わえる素敵な作品です。 (2021年08月16日)
屍人荘の殺人
創元推理文庫 Mい12−1
今村昌弘/著
東京創元社
税込価格  814円
 
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おすすめ度:
タイトルを見ると、館かな?密室かな??とワクワクしますね。
大学のミステリ愛好会の2人と、数々の事件を解決してきた美少女探偵。
脅迫状が送られてきたという映研の合宿に参加しますが、
宿泊施設で起きた事件というのは、、、。

ここで展開に驚くことと思います。
え?そっち???と。
しかし読み進めていくとしっかりミステリー。
著者のミステリー愛も随所に散りばめられていて、
読みながら嬉しくなっちゃう作品です。 (2021年08月16日)
忌物堂鬼談
講談社文庫 み58−18
三津田信三/〔著〕
講談社
税込価格  748円
 
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おすすめ度:
得体の知れないものに追いかけられ、
助けを求めて訪れたお寺で語り聞かされる
お寺に大量に納められている曰く付きのものたちのエピソード。

短編を集めたオムニバスであり、
全体が主人公の物語として繋がっています。
特に主人公自身が抱える怪異と対峙するシーンは
読んでいてドキドキしますし、
語られるものたちがアクセサリーであったりインテリアだったり、
日常生活にすっかりとけこんでいる
身近なものゆえの怖さというものもしっかり感じられます。

ふと気づくと怪異が隣に佇んでいる、そんな趣があります。 (2021年08月16日)
22年目の告白 私が殺人犯です
講談社文庫 は111−1
浜口倫太郎/〔著〕
講談社
税込価格  726円
 
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おすすめ度:
映画を小説化した作品です。
東京で起きた残酷な連続殺人事件。
犯人が捕まることがないまま時効を迎え、事件発生から22年を経て、急に犯人による手記が出版されます。
長い間沈黙を守ってきた犯人がなぜ急に告白本を出したのか、その目的は?
事件の真相が暴かれていきます。
映画では事件を担当した刑事と犯人を主軸に物語が進みますが、
小説版では出版社の編集担当が主人公で、
映画とは違った視点で物語が進んでいくので、
「映画観たからストーリー知ってるしなぁ」という人でも
新鮮な気持ちで読むことができます。
もちろん、映画を観ていない人もしっかり引き込まれる作品です。
最後に明らかになる真相は本当に驚きです。 (2021年08月06日)
こどもつかい
講談社タイガ マA−01
清水崇/監督 ブラジリィー・アン・山田/脚本 清水崇/脚本 牧野修/著
講談社
税込価格  759円
 
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おすすめ度:
タッキーこと滝沢秀明主演の映画を小説化した作品です。
2つの物語が同時進行する構成で、
ひとつはある男の生い立ちを追い、もうひとつは今現在起きている出来事を追っています。
虐待を受けている子供と、自らも幼い頃に虐待を受けていた保育士。
2人の前に現れた黒ずくめのおかしな恰好をした美しい男。
失踪したのに突如戻ってきた子供たちが口ずさむ謎の歌。
不可解な死を遂げる大人たち、、。
「こどもつかい」というタイトルのやわらかい印象や、
所々に散りばめられたコミカルなシーンがありつつも、
扱っているモチーフゆえにとても重く読み応えのある作品です。
映画では描かれなかった登場人物の背景などが
さらに詳しく描写されているのは、
小説ならではの魅力・面白さだと思います。 (2021年08月06日)
土葬症 ザ・グレイヴ
実業之日本社文庫 し2−3
周木律/著
実業之日本社
税込価格  734円
 
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おすすめ度:
シリーズものの第三弾とありますが、
この作品から読んでも大丈夫!
廃病院に肝試しに訪れた学生たち。
入ったはいいが出られない!
奇妙な造りの建物の中には、盛られた土と卒塔婆。
卒塔婆に書かれた過去の死者の名前と不気味な文言。
その通りに殺されていくメンバー。
呪いか?復讐か?犯人は誰?

ところどころに差し挟まれる犯人のモノローグ。
犠牲者が出るごとに増していく恐怖とパニック。
読者の推理を完全に裏切る驚きの結末。
一気に読める作品です。 (2019年09月06日)
AnotherエピソードS
角川文庫 あ45−14
綾辻行人/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
「死の色が見える」少女、鳴(メイ)が夏休みに経験したエピソードが描かれます。
両親と行った別荘地で出会った男の幽霊。彼は自分の死体を探しているのです。

幽霊の視点で物語は進んでいくのですが、「幽霊の意識」というのは継続しているのではなく、途切れ途切れなのです。
なるほど。
失われた記憶を少しずつ取り戻し、自分がどこで、何故死んだのか、謎を解いてゆきます。
自分はなぜ成仏できないのか、死体は見つかるのか、、、?

綾辻行人作品ですからね。
すんなり終わるわけがないのです。
これも最後まで読み進めると驚きの結末です。
素直に読めばもちろん驚きを楽しめるし、
著者との知恵比べをしながら読んでも面白い!
ぜひぜひどうぞ! (2019年09月06日)
Another 上
角川文庫 あ45−8
綾辻行人/〔著〕
角川書店
税込価格  748円
 
お取り寄せ
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おすすめ度:
夜見山市にある中学校の「呪われた三年三組」に転入することになった主人公。
存在するはずのない「死者」が紛れ込み、
次々に生徒と親類が死んでいくという災厄。
呪いの正体はなんなのか、
紛れ込んだ死者とは誰なのか、
呪いを解く方法はあるのか、
謎を解いていく物語です。

物語はもちろん、
登場するキャラクターがとても魅力的です。
作品全体を覆う雰囲気も神秘的。
「暗黒館の殺人」と似通った雰囲気で、
作者の趣味嗜好が強めに反映されているようです。

死者の正体、呪いを解く方法、
意外であり読後は切なさも感じます。 (2019年09月06日)
ジェリーフィッシュは凍らない
創元推理文庫 Mい11−1
市川憂人/著
東京創元社
税込価格  858円
 
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おすすめ度:
物語の舞台は1980年代。私たちが実際に生きている世界とは少し違う技術発達をしている世界です。
新技術を用いた画期的な小型飛行船「ジェリーフィッシュ」。
この新型機の飛行実験が行われており、空飛ぶ密室状態の船内で次々と人が死んでゆくのです。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」状態ですね。

乗組員の視点、捜査する刑事の視点、犯人と思しき人物の視点、3つの時間軸が交互に描かれていて、
ところどころに違和感を覚えつつも少しずつ状況を把握しながらちょうどいいところで焦らされ、最後の最後に全てが明かされた時に驚き納得する、
非常に気持ちのいいミステリー読書ができる1冊です。
王道ミステリーと言えましょう。

この本はとてもオススメです(о´∀`о) (2019年09月06日)
犬神家の一族
角川文庫 金田一耕助ファイル 5
横溝正史/〔著〕
角川書店
税込価格  748円
 
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おすすめ度:
ドラマ化・映画化・舞台化を何度も繰り返した名作です!
湖からにょきっと生えた脚は非常にインパクトがあり、それを模した製氷器などもあります。

一代にして巨万の富を成した財閥の創始者が死に際して残した遺言の驚愕の内容。
遺産の相続をめぐり遺族がお互いを牽制しあう中とうとう起きた殺人。
仮面の男は本当に跡取り候補なのか、覆面をした謎の復員兵の正体は?
一族にまつわる忌まわしい過去とは?

「業」とか「因果」とか「陰惨」なんて単語が非常にしっくりくる世界です。
全体を薄暗い気配が覆っているのですが、その中で時折現れる金田一耕助の人柄が
ほっと明るさを感じさせるのが魅力的で、物語のアクセントといいますか、息継ぎになっていると思いました。
(2019年05月09日)
などらきの首
角川ホラー文庫 さ4−3
澤村伊智/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」に続く比嘉姉妹シリーズの3作目です。
前2冊とは違い、こちらは短編集ですが、ライターである野崎の初めての事件や、
比嘉姉妹の子供の頃のエピソード、後に結婚することになる真琴と野崎の馴れ初めなども知ることができる、
ちょっと嬉しい内容の1冊です。

6編の物語が収められているのですがどれも趣が違います。
身も凍るような恐怖!!という感じではないのですが、オチを読んで「ほぅ、」と思ったり、
幻想的な雰囲気だったり、いかにも定番なお膳立てだったり。
1冊でいろんなテイストのお話が楽しめるので、
ちょっと得した気分になりました。
(2019年05月09日)
ずうのめ人形
角川ホラー文庫 Hさ4−2
澤村伊智/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  836円
 
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おすすめ度:
雑誌編集者のもとに届いた、変死したライターが遺した謎の原稿。
読んだ者にだけ見えるという喪服姿の人形。
徐々に近づいてくるその人形が自分の目の前に迫ったとき、いったい何が起こるのか。

「ずうのめ人形」に関する手記と、雑誌編集者に迫り来る危機が交互に描かれ、
少しずつ小出しにされる恐ろしさと不可思議さと、刻々と高まっていく緊迫感や焦燥感がとても効果的で、読んでいてはらはらしてきます。
意図的なミスリードにもしっかり引っかかって、最後に明かされる意外な人間関係に驚いたり、
書かれていること、出てくる人物に無駄なんかないんだ、と妙に感心してしまったり、、、。

図書館に設置されていた匿名の「交流ノート」、今でも時々見かけますが、ノスタルジック。
このノートが非常に重要なアイテムとなるのですが、物語の本筋以外の部分で、琴線に触れる要素がちらちらとあって、
とても面白く読める作品でした。
(2019年05月09日)
アニマル・ファーム
ちくま文庫 い97−1
石ノ森章太郎/著 ジョージ・オーウェル/原作
筑摩書房
税込価格  814円
 
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おすすめ度:
舞台は農場なのですが、搾取されるばかりだった動物が人間に反旗を翻し、
一致団結して人間を追い出し、自分たちで農場を経営・管理し始めます。
最初は理想に燃え力を合わせていた動物達ですが、次第に権力者とそうでないものに別れ始め、理想的な農場経営にほころびが生じ、、、
といった感じです。

やはりコミカライズということで内容はだいぶ縮められているように感じます。
ちょっと駆け足な感じ。
当時の社会を鋭く風刺した内容が、石ノ森章太郎の絵により、時にユーモラスに、
そしてダイレクトに力強く視覚に訴えてきます。
ラストに権力を貪る豚が人間と一緒に酒宴を開くシーンがあるのですが、
豚のアップが徐々に悪辣な人間の顔に変化していく描写があって、
非常に印象的です。 (2019年05月07日)
邪宗門の惨劇
角川ホラー文庫 よ1−32
吉村達也/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  704円
 
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おすすめ度:
物語の主人公は推理作家。
彼の元に中学時代の同級生から不可解な手紙が届きます。
「折り入って話たいことがある。」手紙に添えられた北原白秋の詩。
不審に思いながらも彼女の家を訪ねると、そこは浮世離れした洋館で、やはり中学時代の同級生が二人。
再会を喜ぶ間も無く3人は監禁されてしまうのです。同窓会を目前に、なぜ自分たちが監禁されたのか。
自分たちの置かれた状況を飲み込めずにいる3人の前に現れた女性の死体は、自分たちを招待した同級生のもの。
犯人は何者なのか、このままなすすべも無く殺されてしまうのか、、、?

視覚イメージをとても刺激されます。
舞台となる洋館なのですが、とにかく変わった建物で、その様子が詳細に描写されており、とてもイメージしやすいです。
そこにワーグナーの音楽だったり、北原白秋の詩だったりがプラスされて、現実離れした世界が構築されています。

終盤明らかになる犯人とその動機ですが、なんとも辛く、
読んだ後もしばらく物語の余韻でしんみりしてしまいました。
(2019年05月07日)
悪いものが、来ませんように
角川文庫 あ66−2
芦沢央/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  660円
 
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おすすめ度:
助産院に勤めながら不妊治療を続ける紗英と育児中の奈津子。
立場・境遇は違えどお互いを拠り所としていた2人だが、
紗英の夫が殺されたことにより、その関係性と運命が変わっていく、、、。
という話なのですが、これはもう最後まで読むと仰天です。
「あああああああ!騙されたぁあぁぁぁ!!!」
そしてページを遡っては「あぁ!これが!!」「ここも!!」と叫ぶことになるのです。

読んだ後のしてやられた感が非常に心地いい作品です!
(2019年05月07日)

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