NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 今回も新生児のママたちが初めての子育てに奮闘している。赤ちゃんほど思い通りにならないものはない。新米ママの精神的葛藤と2〜3時間おきの授乳による体力の消耗。なにもかもが思い当って懐かしくも切実に読んだ。わたしも第一子を産んだ後産後鬱症になって本当につらかった。これから永遠に続く子育てに愕然となり、ふさぎ込み、入院してたくさんの方に助けていただいた。 産後鬱症が知られるようになって、家族や医療機関、助産師さんの助けを受けて、ひとりでも多くの新米ママさんが精神的に病むことなく子育てできる世の中になるように、この本はママになるすべての人とその家族に読んでもらいたい。
おすすめ度 がんばれ。という言葉より何倍もの明日を生きるエネルギーをもらった。こんな本いつ以来だろう。東京の住宅地にひっそり居を構える。古民家を改修した母乳外来専門助産院の物語。SNSや広告を一切出さないこの助産院が過去に訪れたお母さんたちが、市中で偶然に出会って、口伝えにおっぱいの輪がつながっていく。其処ではたらく助産師と看護師の手と目と耳と心と機転と居住まいがお母さんたちを楽にする。笑顔にする。安心させる。「やれそう」自信をもたらす。続編となる本書では、助産院で働く彼女たちのこれまでも伺い知れ、ますますひとが好きになる。著者の思いを受け止めて、時間をかけ深く読みたい物語だった。秀逸です。
おすすめ度 母乳外来専門の助産院を舞台に、育児に悩む産後の女性たちを心身ともにサポートする、心温まるシリーズ第2弾。前作と比べると、コロナ禍による様々な変化や、妊娠出産におけるリスクなどにもスポットを当て、更に踏み込んだ内容になっていると感じた。 「不安は傲慢になっていない証」考え方は人それぞれだと受け入れながらも、変わらない「おっぱい先生」の赤ちゃんとママさんファーストのスタンスが、安心感を与えてくれる。こういう人が近くに居てくれるだけできっと大きな救いになるんだろうな、と何度も頷きながら一気読みした。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
ここは、世田谷線上町駅近くにある母乳外来専門の小さな助産院。院長で助産師の“おっぱい先生”こと律子は、母親たちの身体に触れ、寄り添い、彼女たちの背中を温かく後押ししていく。育児には、正解なんてない。母親と赤ちゃんはみんな違う。だからこそ、悩み傷つく。そんな母親たちを支えるプロの助産師と、周囲の人々の奮闘を描く感動の助産師小説、第二弾。 |
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出版社・メーカーコメント
ここは授乳に悩む母親と赤ちゃんのための駆け込み寺、みどり助産院。授乳をきっかけに自信をなくしたり、人間関係に悩む母親たちが次々に院を訪れる。院長であり助産師の律子は、母親たちの身体に触れ、声を聞き、寄り添うことで、母親たちの背中を温かく後押ししていく。幼い命のために奮闘する助産師たちと、母親、それを支える人々を描く大感動の助産師小説、第二弾。