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食の本 ある料理人の読書録

集英社新書 1257

出版社名 集英社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-08-721357-7
4-08-721357-9
税込価格 1,067円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

食べるだけが「食」じゃない!未曾有のコロナ禍を経て、誰もが食卓の囲み方や外食産業のあり方など食生活について一度は考え、見つめ直した今日だからこそ、食とともに生きるための羅針盤が必要だ。料理人であり実業家であり文筆家でもある、自称「活字中毒」の著者が、小説からエッセイ、漫画にいたるまで、食べ物にまつわる古今東西の二五作品を厳選。仕事観や死生観にも影響しうる「食の名著」の読みどころを考察し、作者の世界と自身の人生を交錯させながら、食を“読んで”味わう醍醐味を綴る。

目次

水上勉『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―』
平野紗季子『生まれた時からアルデンテ』
土井善晴『一汁一菜でよいという提案』
東海林さだお『タコの丸かじり』
檀一雄『檀流クッキング』
近代食文化研究会『なぜアジはフライでとんかつはカツか? カツレツ/とんかつ、フライ、コロッケ 揚げ物洋食の近代史』
玉村豊男『料理の四面体』
野瀬泰申『食は「県民性」では語れない』
三浦哲哉『自炊者になるための26週』
加藤政洋/〈味覚地図〉研究会『京都食堂探究 「〓類・丼物」文化の美味なる世界』
原田ひ香『喫茶おじさん』
千早茜『わるい食べもの』
ダン・ジュラフスキー『ペルシア王は「天ぷら」がお好き? 味と語源でたどる食の人類史』
畑中三応子『ファッションフード、あります。 はやりの食べ物クロニクル』
上原善広『被差別の食卓』
吉田戦車『忍風!肉とめし 1』
西村淳『面白南極料理人』
岡根谷実里『世界の食卓から社会が見える』
池波正太郎『むかしの味』
鯖田豊之『肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見』〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

人生に必要なことはすべて「食べ物の本」が教えてくれた――。読めば読むほど未知なる世界を味わえる究極の25作品。食べるだけが「食」じゃない!未曽有のコロナ禍を経て、誰もが食卓の囲み方や外食産業のあり方など食生活について一度は考え、見つめ直した今日だからこそ、食とともに生きるための羅針盤が必要だ。料理人であり実業家であり文筆家でもある、自称「活字中毒」の著者が、小説からエッセイ、漫画にいたるまで、食べ物にまつわる古今東西の25作品を厳選。仕事観や死生観にも影響しうる「食の名著」の読みどころを考察し、作者の世界と自身の人生を交錯させながら、食を〈読んで〉味わう醍醐味を綴る。【作品リスト】水上 勉『土を喰う日々』平野紗季子『生まれた時からアルデンテ』土井善晴『一汁一菜でよいという提案』東海林さだお『タコの丸かじり』檀 一雄『檀流クッキング』近代食文化研究会『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』玉村豊男『料理の四面体』野瀬泰申『食は「県民性」では語れない』三浦哲哉『自炊者になるための26週』加藤政洋ほか『京都食堂探究』原田ひ香『喫茶おじさん』千早 茜『わるい食べもの』ダン・ジュラフスキー『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』畑中三応子『ファッションフード、あります。』上原善広『被差別の食卓』吉田戦車『忍風! 肉とめし』西村 淳『面白南極料理人』岡根谷実里『世界の食卓から社会が見える』池波正太郎『むかしの味』鯖田豊之『肉食の思想』久部緑郎・河合 単『ラーメン発見伝』ほか辺見 庸『もの食う人びと』新保信長『食堂生まれ、外食育ち』柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』森 茉莉『貧乏サヴァラン』【著者プロフィール】料理人、文筆家。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめ、和食、ビストロなど、幅広いジャンルの飲食店の展開やメニュー開発を手がける。レシピ本から随筆まで、あらゆる角度から食を探求する書き手としても活躍。著書に『おいしいもので できている』『お客さん物語』『異国の味』『料理人という仕事』ほか多数。

著者紹介

稲田 俊輔 (イナダ シュンスケ)  
料理人、文筆家。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめ、和食、ビストロなど、幅広いジャンルの飲食店の展開やメニュー開発を手がける。レシピ本から随筆まで、あらゆる角度から食を探求する書き手としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)