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日本人の死生観

講談社学術文庫 2687

出版社名 講談社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-06-525749-4
4-06-525749-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

「ハラキリ」や殉死など、武士道ばかりが日本人の死生観ではない。仏教伝来以前の霊魂観や他界観が息づく根源的な「庶民の死生観」を求めて、著者は旅を続けた。その視線は、各地に残る風葬や水葬の風習、恐山のイタコと北海道の円空仏、熊野の補陀落渡海、京都の御霊会、沖縄のイザイホウ、遠州大念仏、靖国神社などに注がれる。

目次

1(日本人の死生観)
2(日本人と死後の世界
みちのくの神秘・恐山―その歴史と円空仏 ほか)
3(怨霊と鎮魂)
4(死と信仰―補陀落渡海の謎
古来の葬送儀礼から見た現代の葬儀と葬具 ほか)
5(墓の話)

出版社・メーカーコメント

日本人の死生観は、武士道と「ハラキリ」だけではない! 水葬や風葬、恐山信仰や補陀落渡海などから、庶民の宗教世界を掘り下げる。

著者紹介

五来 重 (ゴライ シゲル)  
1908‐1993。茨城県久慈町(現・日立市)生まれ。東京帝国大学印度哲学科、京都帝国大学史学科を卒業し、高野山大学教授、大谷大学教授を務めた。文学博士。専攻は仏教民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)