賢人と奴隷とバカ
出版社名 | 亜紀書房 |
---|---|
出版年月 | 2023年4月 |
ISBNコード |
978-4-7505-1787-2
(4-7505-1787-9) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 447P 19cm |
商品内容
要旨 |
時代を「象徴」する言説に潜む“大衆への差別的なまなざし”。資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現状を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。 |
---|---|
目次 |
1 無知と知、あるいは「大衆の恐怖」について(現代日本の「反・反知性主義」? |
出版社・メーカーコメント
「ニッポンにいるのは、賢人気取りばかりだ」「ポピュリズム」「反知性主義」「ポスト・トゥルース」時代を「象徴」する言説に潜む〈大衆への差別的なまなざし〉。資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現況を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−◆「中立」の立場から差別する過激中道[エキセントリック・センター]◆ 平等を求める動きへのシニシズム◆ 格差と対立を無視し、円滑な社会運営を志す「秩序派」◆ 愚かな群衆に囲まれていると感じるリベラル知識人のナルシズム知的ソースをあげて、スマートに切って捨てる態度、利得と犠牲の計算のような知的操作で、割り切ってみせる態度は根本的には、この世界とは別の世界にむかう衝動や想像力にむけられているようにおもわれるのである。〈支配する知ではなく、解放する知を求めて〉──私たちが生き延びるための唯一の方法はデモクラシーを深化させることである。