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ジョイスと中世文化 『フィネガンズ・ウェイク』をめぐる旅

出版社名 みすず書房
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-622-07454-0
4-622-07454-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 268P 21cm

商品内容

要旨

「変な奴なのさ。野菜魂の髄まで中世魔」―20世紀の最も前衛的な作品たるFWの裏には“聖と卑猥とがひしめき合う中世の居酒屋”がある。パドヴァ、ダンテから錬金術まで、中世精神の探求。

目次

ダブリンからアッシジへ、アッシジからパドヴァへ
パドヴァ大学
美徳・悪徳
地獄絵
天国に至る道―梯子・塔・迷宮
善政・悪政
三科・四科
音楽
月暦図
錬金術
ゴシック建築

出版社
商品紹介

前衛文学の旗手・ジョイスはゴシック建築や錬金術など、中世に熱い共感を寄せていた。『F・W』の足跡を辿り、難解な傑作を解読する。

著者紹介

宮田 恭子 (ミヤタ キョウコ)  
1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程を修了。元玉川大学教授。1964年、「アイリス・マードック『鍵』試論」によりシェイクスピア賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)