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最後の授業 心をみる人たちへ

出版社名 みすず書房
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-622-07543-1
4-622-07543-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 193P 19cm

商品内容

要旨

“心”の時空に想いをこらし、患者と傷つきや罪悪感を共に見つめてきた精神分析家として、“心”をみる、診る、看る知恵と技術を伝えたい―。「最後の授業」のすべてを収録。二者間の内的交流を重視する対象関係論の論者として、『古事記』や「鶴の恩返し」などの神話や昔話に紡がれた男と女、母親と子ども、そして日本人の「心の台本」を読み取ってゆく。

目次

1 最後の授業―テレビのための精神分析入門(テレビのための授業という実験
テレビ的状況を精神分析的に考える
心には裏の意味がある ほか)
2 最終講義“私”の精神分析―罪悪感をめぐって(私と精神分析
「心の無意識の台本」
罪悪感をめぐって ほか)
3 「精神分析か芸術か」の葛藤―フロイトは私のことが嫌いだと思うことから(フロイトへの旅
フロイトの汽車不安
フロイトの中の三角関係 ほか)

出版社
商品紹介

今春、九州大学を退官した北山修の最後の授業+最終講義を再構成。ミュージシャンから精神分析家へ。ライブ感溢れるレクチャーを1冊 に。

著者紹介

北山 修 (キタヤマ オサム)  
1946年淡路島生まれ。精神分析医。’72年、京都府立医科大学卒業後、札幌医科大学内科研修生を経て、ロンドンのモーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所にて2年研修。帰国後北山医院(現南青山心理相談室)院長。1991年10月より九州大学教育学部で教鞭をとり、2010年3月まで九州大学大学院人間環境学研究院・医学研究院教授。前日本精神分析学会会長。医学博士。ミュージシャンとして、’65年、大学在学中にザ・フォーク・クルセダーズ結成に参加し、’67年「帰って来たヨッパライ」が代表作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)