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精選女性随筆集 武田百合子

文春文庫 編22−5

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-16-792163-7
4-16-792163-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 267P 16cm

商品内容

要旨

武田百合子が夫・泰淳と過ごした富士山麓での十三年間。友人や編集者と交流し、愛犬の死に悲しみ、四季の移ろいを澄明な目で見つめる。日々の生活の美しさと陰を克明に描いた『富士日記』のほか、ユーモラスな交遊録や、娘と過ごした晩年期など、天衣無縫ながらも丹念に綴られた名文を川上弘美が厳選した一冊。

目次

『富士日記』より(昭和三十九年
昭和四十年
昭和四十二年
昭和四十三年
昭和四十四年
昭和四十五年
昭和四十六年
昭和四十七年
昭和四十八年
昭和四十九年
昭和五十年
昭和五十一年)
『ことばの食卓』より(枇杷
牛乳
お弁当
花の下
夏の終り
京都の秋)
『遊覧日記』より(浅草蚤の市
上野東照宮
藪塚ヘビセンター
世田谷忘年会
あの頃)
『日日雑記』より
単行本未収録エッセイ(椎名さんのこと
富士山麓の夏)

著者紹介

武田 百合子 (タケダ ユリコ)  
1925(大正14)年、神奈川県生まれ。横浜第二高等女学校卒業。51年、作家の武田泰淳と結婚。夫の没後、77年に『富士日記』を発表し話題を呼び、田村俊子賞を受賞。79年に『犬が星見た―ロシア旅行』で読売文学賞を受賞。93(平成5)年、逝去
川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)  
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)