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精選女性随筆集 須賀敦子

文春文庫 編22−11

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-16-792254-2
4-16-792254-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 271P 16cm

商品内容

要旨

1960年代、イタリアでコルシア書店の仲間たちと運命的な出会いがあった。最愛のペッピーノと結婚、霧の街ミラノに暮らす。知り合った人々との邂逅を慈しみ、優しい眼差しと誠実さに溢れる独自の表現で、多くの人々に愛されるエッセイを紡いだ。まだ海外渡航が珍しい時代、果敢に道を切り開いた著者の名随筆。

目次

第1部 イタリアの友人(遠い霧の匂い
マリア・ボットーニの長い旅
夜の会話
カラが咲く庭
オリエント・エクスプレス
電車道
マリアの結婚
重い山仕事のあとみたいに)
第2部 文学と人生(プロローグ(『ユルスナールの靴』)
死んだ子供の肖像
しげちゃんの昇天
チェレザの家)
第3部 ペッピーノへの手紙ほか(芦屋のころ
となり町の山車のように
大洗濯の日
ヤマモトさんの送別会
なんともちぐはぐな贈り物
書簡「一九六〇年ペッピーノ・リッカ宛」より(翻訳・岡本太郎))

著者紹介

須賀 敦子 (スガ アツコ)  
1929(昭和4)年、兵庫県生まれ。聖心女子大学文学部卒業。53年よりフランス、イタリアに留学し、71年に帰国。91年、『ミラノ 霧の風景』で女流文学賞、講談社エッセイ賞を受賞。98年3月逝去
川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)  
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)