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映像アーカイブ・スタディーズ

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-588-42022-1
4-588-42022-4
税込価格 5,830円
頁数・縦 526P 22cm

商品内容

要旨

遺したいのはフィルムだけではない。恐ろしい勢いで消失し続ける資料を収集し、保存し、復元して、次世代に記憶を引き継ぐには。国内外の研究者が多角的に考察する。

目次

映像アーカイブ・スタディーズが求められる理由
第1部 映像アーカイブの現状(哲学にとっての記録
フィルムの保存とデジタルへの移行
保存・利用を巡る法的課題)
第2部 国内を見つめる(収集活動から見た国立映画アーカイブの役割
地域映像アーカイブの可能性
撮影所システムとアーカイブ
大学博物館の生存戦略)
第3部 国外を眺める(韓国映像資料院 KOFAの活動
政府運営と民間が分離する中国
パキスタン映画の過去が作り出す未来
アメリカの映画保存教育
復元された映画を普及するヨーロッパのの映画祭
配信における価値の選択
旧ソ連・ロシアおける国家形態の変容と映像資料の保全
力における映画アーカイバル研究)
第4部 他メディアの場合(民放テレビ局の取り組み
テレビ番組保存体制の国際比較
アニメと中間素材
インターネットをめぐる諸問題と可能性)
第5部 周辺化されたシネマ(宙づりになる非市民の遺産
想起メディアとしてのホームムービー
違法とされるブルーフィルム)
研究から実践へ

著者紹介

ワダ・マルシアーノ,ミツヨ (ワダマルシアーノ,ミツヨ)   Wada‐Marciano,Mitsuyo
京都大学文学研究科教授(映画・メディア研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)