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知事が日本を変える

文春新書 238

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-16-660238-4
4-16-660238-1
税込価格 726円
頁数・縦 178P 18cm

商品内容

要旨

近年、新しいタイプの知事が続々誕生しているが、そのさきがけは宮城の浅野、三重の北川、高知の橋本の三知事。「国とのパイプ重視型」に代わり「草の根型」が登場したことで、改革の進まぬ中央の政官界とは対照的に、地方は大きく変わろうとしている。本書ではその三知事が、情報公開、職員の意識改革、議会におけるなれあいのない論戦など、変革の実態を具体的に語る。その白熱の論議から浮かび上がってくるのは、本当の民主主義を創造する道だ。

目次

1 私が知事を目指したわけ―何を疑問に思い、どう変革しようとして、われわれは立候補を決意したのか。
2 情報公開が県政を変える―情報を隠すからこそ弛緩・腐敗が生まれる。出発は何よりまず情報をオープンにすることなのだ。
3 こうやって職員の意識を改革した―「お役所仕事」からの脱却には、職員たちの意識改革が必要。それをこういうかたちで進めていった。
4 財源をどう確保するか―地方が自立するには財源の問題は避けて通れない。望まれる税のあり方とは?
5 市町村とどうつきあうか―従来の上意下達でいいのだろうか。また、県境に固執する意味があるのだろうか。
6 永田町・霞が関こそ変わるべし―中央の政・官界のほうが旧来のパラダイムから抜け出せずにいる。県は国にこう望む。
7 選挙の戦い方、政党との関係―無党派知事の選挙戦とはいかなるものか。議会にはどういう姿勢で臨むのか。

出版社
商品紹介

職員の意識改革、積極的な情報開示、なれあいのない論議……。熱い討論から浮かび上がった変革を実現する道。

著者紹介

浅野 史郎 (アサノ シロウ)  
1948年生まれ。東京大学卒。70年、厚生省に入る。生活衛生局企画課長だった93年、退職して宮城県知事選に突如出馬、無党派選挙を戦って当選。現在3期目
北川 正恭 (キタガワ マサヤス)  
1944年生まれ。早稲田大学卒。72年より3期三重県議、83年より4期衆議院議員。95年に三重県知事選に出馬し当選。国政からの転身が話題となる。現在2期目
橋本 大二郎 (ハシモト ダイジロウ)  
1947年生まれ。慶応大学卒。72年NHKに入り記者として活躍。91年退局し、友人らに推され高知県知事選に出馬し当選。草の根知事のさきがけに。現在3期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)