商品内容
要旨 |
四国霊場の札所は、海の神を拝む霊地であり、修行者たちは、霊地を巡礼して超人的な霊力をそなえようとした。弘法大師も室戸岬の霊場で記憶力増大の行をしていたという。札所めぐりから、さらに歴史的変遷、宗教的来歴へと探索する。下巻では、1番札所霊山寺から38番札所金剛福寺までと、87番札所長尾寺・88番札所大窪寺の、主に紀伊水道・太平洋側の札所をめぐる。日本宗教史の新たな視野を広げた名著。 |
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目次 |
第14講 長尾寺、大窪寺、霊山寺 |
おすすめコメント
海上遥か常世の神を拝む霊場。札所巡りに込められた遍路の真実に迫る。四国遍路とは何か。山岳宗教以前にあった古代海洋宗教の霊場。海と陸の境を行き岬で火を焚いた辺路修行。札所の寺だけではわからない四国遍路の真実に迫る。下巻では四国の太平洋側の札所をめぐる。解説・頼富本宏。