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四国遍路の寺 下

角川ソフィア文庫 SP J−106−4

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-04-408504-9
4-04-408504-8
税込価格 901円
頁数・縦 287P 15cm
シリーズ名 四国遍路の寺

商品内容

要旨

四国霊場の札所は、海の神を拝む霊地であり、修行者たちは、霊地を巡礼して超人的な霊力をそなえようとした。弘法大師も室戸岬の霊場で記憶力増大の行をしていたという。札所めぐりから、さらに歴史的変遷、宗教的来歴へと探索する。下巻では、1番札所霊山寺から38番札所金剛福寺までと、87番札所長尾寺・88番札所大窪寺の、主に紀伊水道・太平洋側の札所をめぐる。日本宗教史の新たな視野を広げた名著。

目次

第14講 長尾寺、大窪寺、霊山寺
第15講 極楽寺、金泉寺、大日寺、地蔵寺、安楽寺
第16講 十楽寺、熊谷寺、法輪寺、切幡寺、藤井寺
第17講 焼山寺、大日寺、常楽寺、国分寺
第18講 観音寺、井戸寺、恩山寺、立江寺
第19講 鶴林寺、太龍寺、平等寺、薬王寺
第20講 途中の霊場、水大師、鯖大師、薬王寺奥の院、室戸
第21講 最御崎寺、津照寺、金剛頂寺、神峯寺
第22講 大日寺、国分寺、善楽寺、竹林寺、禅師峰寺
第23講 雪蹊寺、種間寺、清滝寺、青龍寺
第24講 岩本寺、金剛福寺

おすすめコメント

海上遥か常世の神を拝む霊場。札所巡りに込められた遍路の真実に迫る。四国遍路とは何か。山岳宗教以前にあった古代海洋宗教の霊場。海と陸の境を行き岬で火を焚いた辺路修行。札所の寺だけではわからない四国遍路の真実に迫る。下巻では四国の太平洋側の札所をめぐる。解説・頼富本宏。

著者紹介

五来 重 (ゴライ シゲル)  
1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)