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忘れえぬ声を聴く

出版社名 幻戯書房
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-86488-042-8
4-86488-042-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 252P 20cm

商品内容

要旨

古書を入口に、百年前の日本へ思いを馳せる。日露戦争、大逆事件、二つの世界大戦…時代のなかで忘れられた人々の姿を生々しく描き出す、“小さなエピソード”の数々。惜しまれつつも急逝した評伝作家が、歴史を読み、書くことの魅力をつづる単行本未収録エッセイ集。

目次

「障害」を超越する人間の能力
読書日記
かつて“IT”の花形だった鳩
禁衛府の鳩通信
フォークの神様と鳩
味な提言
神保町にあった『食道楽』ゆかりの洋食屋―おとわ亭
村井弦斎の英文小説とマーク・トウェイン
熊の掌と河豚
文明開化の味を訪ねて〔ほか〕

著者紹介

黒岩 比佐子 (クロイワ ヒサコ)  
1958年5月1日、東京生まれ。1981年、慶應義塾大学文学部卒業。PR会社を経て、フリーのライター・編集者に。1999年、『音のない記憶―ろうあの天才写真家・井上孝治の生涯』でデビュー。2004年、『「食道楽」の人村井弦斎』でサントリー学芸賞、2008年、『編集者 国木田独歩の時代』で角川財団学芸賞を受賞。2010年、『パンとペン社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』刊行直後の11月17日、膵臓癌のため死去。翌年、同作で読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)