• 本

忘れられない日本人 民話を語る人たち

出版社名 PUMPQUAKES
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-9911310-1-1
4-9911310-1-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 319P 21cm

商品内容

要旨

著者に「民話」を託したそれぞれの語り手の、厳しくも豊かな生のおもしろさ。果てしない知性を宿した「忘れられない日本人」たちの、生きた姿を伝える。

目次

第1章 佐藤とよいさん―戸数十四戸の山奥の村に生きる
第2章 小松仁三郎さん―おらは義務教育には参加しません
第3章 楳原村男さん―ガダルカナル島へ行かず憲兵学校へまわされて
第4章 佐藤玲子さん―最愛の夫を失って甦った民話の語り
第5章 佐々木健さん―神子職を奪われた祖母が語った民話の数々
第6章 佐々木トモさん―友はみな貸されて(売られて)いった村に生きて
第7章 伊藤正子さん―母の語りに育まれて
第8章 永浦誠喜さん―生涯を農民として生き抜く
最終話にかえて 商人の妻

著者紹介

小野 和子 (オノ カズコ)  
1934年岐阜県生まれ、1969年から、宮城県を中心に東北の村々へ民話を求めて訪ね歩く民話採訪、民話の編纂に従事する。その傍ら、児童文学作品の翻訳や児童書の執筆も手がける。1975年に「みやぎ民話の会」を設立し、2005年まで代表、現在は顧問を務める。1995年に「みやぎ児童文化おてんとさん賞」、2013年に「宮城県芸術選奨」受賞。著書『あいたくてききたくて旅にでる』(PUMPQUAKES’2019年)で、2020年に「第七回鉄犬ヘテロトピア文学賞」及び、二〇二〇年に「第十回梅棹忠夫・山と探検文学賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)