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総決算対日戦犯裁判

講談社選書メチエ 836

出版社名 講談社
出版年月 2026年1月
ISBNコード 978-4-06-542364-6
4-06-542364-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 377P 19cm

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商品内容

要旨

日本軍の行為はいかにして戦争犯罪として特定され、連合国と関係諸国はどのような思想と仕組みのもとで被告人たちを裁いたか。東京裁判から各地で行われたBC級裁判までの全体像を、各国現地に所蔵される一次資料を探索・収集・分析し、あらゆる立場からの議論に資する「実像」を浮かび上がらせる。対日戦犯裁判の歴史的な「成果と課題」が、この一冊の中に示される!

目次

1 国際軍事裁判(東京裁判
ニュルンベルク裁判)
2 BC級戦犯裁判(アメリカ裁判
中華民国裁判
イギリス裁判
オーストラリア裁判
フランス裁判
オランダ裁判
フィリピン裁判)
3 その他の対日戦犯裁判(ソ連裁判
中華人民共和国裁判)
4 責任の所在をめぐって(上官責任と実行者責任
戦犯裁判と日本の旧植民地問題)
5 後世に託された遺産(戦争犯罪法の発展と国際刑事裁判
国際刑事裁判所と日本)

出版社・メーカーコメント

第一線の研究者が結集!日本軍への「裁き」は、平和創造の礎となったか?事実に光をあて、全体像を一望し、いまこそ考える。日本軍の行為はいかにして戦争犯罪として特定され、連合国と関係諸国はどのような思想と仕組みのもとで被告人たちを裁いたか。東京裁判から各地で行われたBC級裁判までの全体像を、各国現地に所蔵される一次資料を探索・収集・分析することで明らかにし、あらゆる立場からの議論に資する「実像」を浮かび上がらせる。対日戦犯裁判の歴史的な「成果と課題=バランスシート」が、この一冊の中に示される!【本書「はじめに」より】日本による侵略や残虐行為の責任問題を放置せず、被害者が直面した恐怖やその最期の「真相」を明るみに出し、事件に関与した個人の刑事責任を追及する意義があった。しかし、その一方で、「勝者の裁き」の形により、また侵略犯罪(先の「平和に対する罪」)など事後法によって敗者を断罪したとして、その公平性に疑義が呈された。こうした戦犯裁判をめぐる光と影は、裁判後に忘却され、なかったことにされることなく、国際社会はこれら「弱点」を克服すべく、法と制度の改革に向けて模索を続けてきた。本書では、戦争犯罪とその処罰に関する「過去と現在」、歴史的なコンテクストと今日的状況を視野に入れながら、対日戦犯裁判の歴史的な位置、その意義と限界について考えてみたい。

著者紹介

永井 均 (ナガイ ヒトシ)  
1965年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。現在、広島市立大学広島平和研究所教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)