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謎解き少年少女世界の名作

新潮新書 022

出版社名 新潮社
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-10-610022-2
(4-10-610022-3)
税込価格 748円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

十九世紀から二十世紀初頭、資本主義の浸透と身分制度の解体が進み、現在の社会秩序の基礎が確立される過程の欧米諸国で書かれた「少年少女世界の名作」。これを単なる子供だましと侮るなかれ。『十五少年漂流記』に隠された英米仏の領土問題、『宝島』に貫かれているビジネスの過酷さ―。そこには、近代史の真相、民衆心理、社会の根底にあるさまざまな仕組みやカラクリが隠されている。世界の見方が変わる一冊。

目次

第1章 経済原理と世界戦略(フランダースの犬―貧しかった日本人にとっての「癒し系」
王子と乞食―偽王が偽造される民主主義への批判
小公子―日清戦争後の母子家庭を魅了した夢物語 ほか)
第2章 冒険の中の家族、民族、国家(家なき子―十九世紀末フランスの正当な統治者は誰か
十五少年漂流記―少年も無縁でいられない英米仏の領土問題
ドリトル先生物語―物語に刻まれた無意識の侵略思想 ほか)
第3章 「本当の自分」探しのはじまり(ピーター・パンとウェンデー―成長を義務づけられた近代人の無間地獄
若草物語―喜びと恐怖の狭間で揺れる「女の自立」
野性の呼び声―資本家の飼い犬か、自由な労働者か ほか)

著者紹介

長山 靖生 (ナガヤマ ヤスオ)  
1962(昭和37)年茨城県生まれ。評論家。歯学博士。鶴見大学歯学部卒。歯科医のかたわら、文芸評論、社会時評などを通して、近代日本のイメージを刷新する仕事を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)