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原発と原爆 「日・米・英」核武装の暗闇

文春新書 873

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-16-660873-7
4-16-660873-8
税込価格 847円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

日本の原子力発電をリードしてきた権力者たちには、核オプションを持つという戦略があった。米英の機密文書から初めて明らかにされるイギリスを巻き込んでのプルトニウム確保、ロッキード事件へとつながる原発建設ラッシュ。

目次

第1章 広島に原発を建設?(3・11が原爆と原発をリンクさせた
「広島に原発を」というイェーツ提案 ほか)
第2章 なぜ、日本最初の原発はイギリス製だったか(正力の宣戦布告
プルトニウムへの執着 ほか)
第3章 東海発電所と核武装(原子力委員長・佐藤栄作
研究された核武装の可能性 ほか)
第4章 ロッキード事件とウラン調達(原発建設ラッシュと核燃料
田中角栄は濃縮ウランの大量輸入を決めた ほか)
第5章 核なき核大国へ(カーターの核不拡散政策
NPTの穴 ほか)

出版社・メーカーコメント

正力松太郎、岸信介、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘。日本の原子力発電をリードしてきた権力者たちの胸の内には、核武装オプションを持つという戦略があった――この衝撃的な事実が、アメリカ、イギリスの外交機密文書から浮かび上がります。イギリスを巻き込んでのプルトニウム確保、ロッキード事件へとつながる原発建設ラッシュ。彼らは何を犠牲にして何を得ようとしたのか。原発の将来を考えるうえで避けて通れない問題作です。(MR)

著者紹介

有馬 哲夫 (アリマ テツオ)  
早稲田大学教授(メディア論)。1953年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。1993年ミズーリ大学客員教授、2005年メリーランド大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)