英国に就て
ちくま学芸文庫 ヨ12−4
出版社名 | 筑摩書房 |
---|---|
出版年月 | 2015年2月 |
ISBNコード |
978-4-480-09662-3
(4-480-09662-0) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 297P 15cm |
商品内容
要旨 |
なにも絵画や彫刻、音楽だけが文化なのではない。あたりまえの日常にいちばん近い部分を発達させること。それこそが文化なのだ。吉田健一は、エリザベス朝にはすでに水洗トイレがあったことを指摘し、そこに実用性を重んじるイギリス文化の本質を見る。イギリスで他の芸術に比して文学が発達したのも、文化的であろうとしたからではなく、日常の言葉へのこだわりが、自然と、詩や小説というものになっていったからなのだ―。胡瓜のサンドイッチやハムの味、酒の飲み方など、身近な話題を入口に、いつの間にか本質的な部分へと読者をいざなう、名人芸的文化論。 |
---|---|
目次 |
象徴 |